賃貸不動産経営管理士受験記

はじめに

自己採点:41点(+問32)
前提知識:宅建合格(R4)、FP2級他
不動産実務経験:なし
勉強開始時期:8月中旬~
勉強時間:約100時間
使用メインテキスト:日建学院
過去問:みんなが欲しかった&過去問道場
購入市販模試:日建、TAC、LEC

勉強方法[初期](宅建勉強中)

宅建を受験中から並行して勉強を開始していました。
まずいきなり無勉強で令和3年度の過去問に挑戦してみたところ36点!(40点が合格点)
当初は棚田行政書士の賃貸不動産経営管理士部の動画を視聴して全体のイメージを掴み、その後みんながほしかったシリーズのテキストと同問題集を使用し、スキマ時間は過去問道場の一問一答を解くなどをしていました。
ふんわりした知識と宅建の知識でかなり解けてしまうので、こんなもんか?という感じで危機感も無く、宅建終了後にちょろっとやれば合格するだろう、というような印象を受けました。

勉強方法[中期](宅建終了直後)

宅建も終わり、さて賃貸不動産経営管理士の勉強に集中しようというタイミングで、今年はなんと簿記会計の問題が出るという話を知りました。
既に持っているみんなが欲しかったのテキストには簿記会計の記述が全くない!(尚、訂正でWebに補足資料という形で簿記会計の知識も載っていました)
そのため、このテキストだけでは網羅性が不足していると考え、簿記会計が最初から載っているテキスト(候補としてLECのトリセツか、日建学院の基本テキスト)を実際に書店で実物を比較し、より詳細に記載されていました日建学院のテキストにしました。公式から出ているテキストもありましたが、文字が多くて読み辛そうだったので最初から手を出しませんでした。

さて、過去問が7年分しかないということと、過去問では簿記会計の問題が出たときに全く対応出来ないと考え、市販の予想模試は3冊全て購入しました。
こちらは直前にやるというより、問題集代わりに、早い段階から取り掛かりました。
結果として模試の初見の結果は以下の通りボロボロでしたが、分からないのは当然で、ここから学んで行こう!という気持ちであまり悲観はしていませんでした。

1回目/2回目/3回目
LEC 39/26/30
日建42/36/29
TAC42/39/38


更に、模試と並行してこちらのサイトの以下の資料を何回も熟読しました
・法令角解釈・運用の考え方
・賃貸住宅管理業法FAQ集
・サブリース事業に係る適正な業務のためのガイドライン
・賃貸住宅管理業法制度概要ハンドブック

模試の問題が、こちらの資料からそのまま出されている問題がかなりある印象だったので、本試験も同様にここからそれなりに出るのではないかと推察しました。

勉強方法[終盤](試験直前)

ひたすら以下のループでした
・模試の苦手問題復習
・過去問苦手問題復習
・模試の付録の重要数字暗記
・各種資料読み込み
・日建学院テキスト繰り返し読み込み
・補足的に水野塾や棚田行政書士のYouTube講義視聴

以下は最終的な月毎の勉強時間です。
右端が11月で8月からスタートしています。
みんなが欲しかったシリーズは早々と見切りを付け、以降は日建のテキスト及び模試に時間を多く費やしていることが分かると思います。

※各種資料のうち2時間は本試験分


本試験受験結果及び感想

さて当日です。落ちるつもりは無いくらいまで仕上げて行ったつもりですが問題を見てみたら圧倒的な個数問題!(昨年3個→今年13個)
そのため自信を持って答えられた問題はかなり少なかったです。
機構側も去年が合格点40点だった為、難化させることは予想できましたが、この難化のさせ方は安易だな、と思ってしまいました。
試験終了した時点では、自分がダメなら皆ダメだろう、という気持ちだったので、そこまで酷い点数を取ったという感じは無かったですが、自己採点をするまではなんとも言えないな、というところでした。

そしてなかなか上がってこない解答速報を待って、問32以外が調査中になって49問が出揃ったタイミングで自己採点を開始!

自己採点結果は41点(+問32)でした!

去年が40点が合格点+今年の大幅難化を考えれば合格は間違いないでしょう!

終わりに[+オススメの勉強方法]

宅建受験直後から開始しても充分間に合う試験だとは思いますが、今年の難易度を考えると対策はしっかりとしないと落ちる試験だと考えます。
私は勉強方法に迷走したため、100時間程費やしましたが、
効率良く合格点を狙うなら半分程度の50時間程度でも充分到達可能かと思います(この勉強時間は宅建受験直後を想定していますので、念のため)
また、過去問の数も少なく、現状過去問周回だけでは合格は難しいと考えます。

以下は今回の受験を経験した上で私が理想とする勉強法です

①テキスト読み
日建学院がオススメですが公式テキストも辞書的な利用で検討の余地があるかと思います。個人的にはみんなが欲しかったは網羅性が薄いためオススメ出来ません。

②過去問周回
昨年以前の試験に関してはある程度なんとなくの知識でも解けてしまいますが、選択肢の正誤の理由を理解することが重要です。簡単だからやらなくていいではないです。問題集は特に無くても過去問道場で充分かと思います。

③模試に早めに取り掛かる
宅建のように直前期に実力確認の為にやるのはオススメしません。問題集代わりに早めに取り掛かり、1回だけやるのではなく、周回して各選択肢についてしっかりと理解することが大切です。

④各種資料もしっかりと読む
前述した国交省の資料を読むことにより理解が深まります。こちらも1回だけではなくなるべく何回か読みましょう。


それではここまでご覧いただきましてありがとうございました。