2022年度宅建市販模試レビュー
宅建試験を受験するに際して4種類の市販模試を利用した。
以下で、各種模試のレビューをする。
LEC出る順宅建士当たる直前予想模試
【良い点】
・解答をWebで登録すれば自分の順位及び問題毎の正解率が分かる
・問題毎は勿論、選択肢毎の重要度が記載されている
・解説が見やすく分かりやすい
【悪い点】
・模試以外のコンテンツ(最重要テーマ10)の充実性が薄い
【オススメ度】
A+
【総評】
問題毎の受験生の正答率が分かるので間違えてはいけない問題が分かり、復習しやすい。
市販模試で正答率が分かるのはLECの模試だけなので、これがあるだけでこの模試を購入する理由となる。
解説も見やすく分かりやすく過不足はない。
強いてデメリットをあげるとすれば冒頭の付録部分。ここはオマケと考えれば特に内容が薄くても問題はないかと。
本試験をあてるTAC直前予想模試
【良い点】
・冒頭の総まとめがまとまっていて直前チェックに最適
・法改正や統計も見やすく整理されている
【悪い点】
・問題が捻っておりかなり難し目
【オススメ度】
B
【総評】
冒頭の付録部分はLECと比較すると充実。
肝心の問題は第3回がかなり難しく感た。全体的に細かい知識を問うような問題が多かったという印象。
やって損は無かったが、評価としてはやや低め。
これで合格!宅建士直前予想模試
【良い点】
・本試験(R4)で的中問題有
・サイズが実物の試験問題の大きさと同じ
・数字暗記用の重要数字チェックドリルが便利
【悪い点】
・問題数は3回分と他の市販模試の中では一番少ない
・第3回が極端に難しい
【オススメ度】
B+
【総評】
なんといっても本年度の試験の問37が、この模試の問題を覚えていれば解ける問題だった(私は間違えてしまったが)。
かなり正答率が低い問題だったので、この問題を覚えていた方にとっては差が付く問題だったかと。
今後も的中を狙うなら本模試をやるのも良いかもしれない。
ただ第3回の法改正対応模試の難易度はかなり難しいので心が折れるかもしれない。
本当の直前期に本模試をやるのはオススメしない。早めに取り掛かりたいところ。
みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集
【良い点】
・テキストの対応頁が載っており、みんほしを使っていれば復習し易い
・問題の難易度が低め(人によっては悪い点になり得る)
【悪い点】
・解説が簡潔(詳しくはない)
【オススメ度】
C+
【総評】
全体的に易しめなので、本当の直前期に解いてみて自信を付ける為には良い。
みんほしを使っている方でテキストに対応している模試が欲しいという方にはオススメ出来る。
が、みんほしを使っていない方にとってはそこまでオススメ出来ない。
解説もややあっさり目に感じた。
今回ご紹介している4冊の中では難易度が1番易しい(と感じた)ので易しい模試をやりたい方にとっては良かったかもしれない。
まとめ
1冊だけ買うなら文句無しでLEC。やはり正答率が分かるのは大きい。
問題もそこまで重箱の隅をつつくような問題はほとんど無かった印象。
あと1冊買うならTACか日建のどちらかか。こればかりは好みで。
2023年度はどのような模試になるか分からないが、この記事が受験される皆様の参考になれば幸いである。