Ryoto kubo

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最近の記事

詩「それがこの世界」

賢い人がいる アホな人がいる それがこの世界 空を見上げて綺麗だと思う人がいる 地面を見下げて汚いと思う人がいる それがこの世界 お金持ちがいる 貧乏がいる それがこの世界 優しい人がいる 悪い人がいる それがこの世界 人を見上げる人がいる 人を見下す人がいる それがこの世界 鳥を育てる人がいる 鳥を殺す人がいる それがこの世界 理解する人がいる 理解しない人がいる それがこの世界 夢を追う人がいる 夢を笑う人がいる それがこの世界 生きる人がいる 死ぬ人がい

    • 詩「神様の空」

      「神様が息を吹きかけたみたいね」 君が放った 離れ離れの雲が群れを成したかのよう 東の空に積乱雲が目を開く 僕はまだ知らない あの日見た花の名前を 僕はまだ知らない あの日聞いた歌を 僕はまだ知らない あの日見た夕焼けを 僕はまだ知らない 僕の心を 手を伸ばせば届きそうな 君はこう言った 「ちょっと走ってみない?」 踵がアスファルトにさよならした

      • 詩「夜」

        瞳を閉じて そこに何が見えますか 瞳を開いて そこに何が見えますか 捉えられるものが全てじゃないと知っても まだこの五感は何かを求めてる まぶたに乗っかる優しさに夜をそえて 眠りについた金曜日

        • 詩「あゝどうか」

          あなたと私が生きる世界 美しく華やかな世界 あなたと私が生きる世界 汚く醜い世界 サバンナの地平線が一日の終わりを作れば どこかに朝がやってきて 誰かが繋いでいく世界 それがたとえ灰色に淀んでいても 私はあなたと生きていたい あゝどうか あゝどうか

          詩「街」

          都市開発の音がてっぺんに響く その音は未来を歌う天使の声か はたまた地球を壊す断末魔の叫びか 蝉時雨と陽炎に吸い込まれていく 横断歩道の白に反射する光 七色が世界を照らす アスファルトに吸い込まれる光 七色はそこにはない

          詩「街」

          詞「目覚め」

          深く沈んでた 脳みその中普段に隠れて あの日の夢が沈んでる 君は見ただろうか その輝きを 迸った一線に朝が走った 地平線に並ぶ無数の光 昨日までの呪いを断ち切った 紛れもない希望の光 怖いものは何もない 片隅に残る少しの不安は 夢へと伸びる滑走路 合図を待たず走り出せ

          詞「目覚め」

          詩「足音」

          遠い空に消えた 静かにそっと消えていた 季節の音と重なった 1つの足音を追いかけた 地球が周り 僕らも周り また重ねていく 今年は君と重ねていく 夢見心地の春から 夏の朝へダイブした 歩道のレッドカーペットは秋を連れ 木枯らしの先に冬が匂う また1つ足音を重ねて

          詩「足音」

          詞「Release」

          皆等しく十字架を背負い産まれてきた そんな事を思いながら webの「いいね」に時間を取られてる 今日の終わりに思い出す今日の始まり ただ過ぎた時間はシンクの中 洗い物と一緒に浮かんでて 自責してるバカはまた 可能性を明日へ見過ごした 繰り返した今日を 取り戻せやしないけど 疼く明日が僕には見える 夢で退屈を麻痺させて 行くんだ描きだした未来へ

          詞「Release」

          詞「Passion」

          とりあえずを口癖にして 惰性で進むだけの日々に 何かしらの意味を求めてる 心の傍に潜む無意味に 目を背けながら 目的とかやり方とか 大して重要じゃないことに縛られて テストの裏に書いた夢物語は まだ僕を呼んでいる 照らし合した今と夢 ギャップを見据える先に光 水平線にキスした夕日に手を振るよ 変えていく明日を変わらない今日が望んでる 口癖はもう昨日に置いて

          詞「Passion」

          詩「この音」

          トコトコ トコトコ 足音が聞こえるよ 外は雨音 だけどはっきりと聞こえる この音は雨上がりの音 この音は光の音 この音は未来の音 この音は希望の音

          詩「この音」

          詞「Initial Movement」

          初動が響いてる 動き出した列車に飛び乗った つま先から頭のてっぺんまで 突き抜ける未来への汽笛 心の叫びを疎かにしてたんだな 聞こえないふりして過ごして 落ちる涙の音 静かに広がって消えた 空気とか視線とか とりあえず今は捨ててさ 思いつく限りのワクワクを追いかけよう 気づいた喉がカラカラでも まだ休んでなんていられない 未来を急かし続けていこう

          詞「Initial Movement」

          詞「祈り」

          乾いた欲望の上に争い 同じ数だけの染色体を 僕達は何故罵り罵倒することができようか マウントをとった言葉が 誰かの狼煙になっていた 青空のスプリンクラーすらも 灰色に染めてしまわぬよう 何ができるだろう 鼻で笑った善に救われて 人は優しくなれたりする 助け合い笑い合い抱き合って 見上げた空に一筋の雲 寂しい世界に祈りを飛ばした 風に舞う木の葉のような祈り

          詞「祈り」

          詩「生きましたか?」

          最初から決まってますよね 生きるも死ぬも 天を仰いで両手を広げた 別に意味はないけれど 無情と呼ぶには悲しくて 全うと言うにはおこがましくて 今日あなたは生きましたか?

          詩「生きましたか?」

          詞「BGM」

          甲「あれもしたい」 乙「いやでも・・・」 甲乙と割り振った夢と現実が 内側で攻防を繰り広げてた 扉の前には無数の罵声 澄ましてみると自分の声だった 大きく見開き 耳塞ぎ 中指立てて行ってやろうじゃん 「諦めが肝心」の標識を飛び越え 泥まみれの四肢で進む未来 ハイジャンプ ハイジャンプ エンドレスで流れる挑戦交響曲だ 望んでたもの以外捨てていけ 拘り抜いた未来を手の中へ

          詞「BGM」

          詞「逸らした光」

          全てが少し濁って見える 目の前の出来事ほど そこに鮮やかさなんて無くて ちっぽけに見える自分を また誰かのせいにした カッコつけたふりしたサングラス 冷めたふりしたサングラス 僕の目じゃなく心にかけてた 眩しすぎると言い訳して 光から逸らすのをやめにしよう そこにある悲しみも幸せも ありのままに受け止めて 鮮やかな素直な世界を受け止めて

          詞「逸らした光」

          詞「夏の風」

          まだらな木漏れ日が揺れた 夏が始まるハーモニーを 確かにあの日僕は聞いたんだ 愛しい季節に含んだ湿気 二人の手の中にこもってた ブラインドから差し込んでいる朝の光 この部屋を染めていく 寝ぼけた瞳に差し込む光 君色が染めていく 夏が来る 毎年のことだけど嬉々として 積乱雲登る青を見上げた 心に君が鳴り始めた はにかんだ風を頬になびかせ 僕は君にキスをする

          詞「夏の風」