《Preview》2023.04.29 J1第10節 横浜F・マリノスvs名古屋グランパス
どうも。Ryotoです。
今シーズン、#マリノスホームゲームプレビュー と題しプレビューを書いてますがコレで5本目。
ようやく自分の身体にルーティン化されてきた気がします。
先週はアウェイ神戸で劇的な勝利。
これで公式戦5試合負け無し。好調をキープ。
そして今節、ホームで迎えるは2位名古屋グランパス。
好調チームとの連戦になります。
熱狂必須の上位対決
名古屋グランパス
新加入CB野上、CFユンカー、CF永井、そして湘南からレンタルバックのCM米本はそれぞれスタメン定着。
今季の名古屋はメンバーを固定する傾向にあり、多くが75~90%の出場、GKランゲラック、CB中谷、CM稲垣の3選手に関してはここまで全試合フルタイム出場を続けている。
なぜ、今季の名古屋がメンバーを固定しているのか。
それは志向するサッカーにある。
名古屋はセンターラインの強さ・速さを活かすサッカーに取り組んでいる。
ビルドアップ時はポジション移動も少ない。
が、なるべく保持し相手を押し出させる。
GKランゲラックからWBへ1個飛ばしのパスを利用し回避。
空いた中央のスペースを3FWが利用しスピードアップ。一気に相手ゴール前まで迫る。
このサッカーをするにおいて、練度が非常に重要になってくる。
3FWのコンビネーションやWB-CMの関係性etc…
練度が重要なサッカーの為、これまでメンバーを固定する傾向にある。
特に3FWと2CMは替えのきかない存在である。
一方名古屋守備時。
4DF相手には3FWで相手CB+アンカー監視。
相手SBにはWB押し出して対応。
3DF相手には2シャドーが相手CBとWBを牽制。
中切外誘導で相手WBに出た所をシャドーがスライドで対応。
より5DF気味になる。
共通して言えるのはマンツーマン守備気味であるということ。
4DF+2CMビルドアップとボランチのアンカー化を行わないマリノスに対し名古屋守備がどう出てくるかは注目である。
試合展望
名古屋の罠にハマるな
先程も述べたが、今季の名古屋はスピードアップ上等。
名古屋のスピードアップに乗らないこと。
名古屋は3FWで速く攻撃を完結させにいき、後ろにはアタック得意なCBと上下動得意なCMで担保。
焦って罠にハマると攻めきれず再カウンターを喰らう可能性が高い。
マリノスは遅効で名古屋を押し込み出来る限り相手陣に閉じ込めたい。
ココ最近のマルコス起用でケヴィンが真っ向勝負を仕掛ける可能性もあるが、
西村の先発復帰やマルコスの起用法変更などでゆっくり過ごすことがまずは考えられるだろう。
町野修斗が魅せた攻略の鍵
先程も少し述べたがマリノスは4DF+2CMビルドアップでボランチのアンカー化を行わない。
前進を嫌がりCM稲垣かCM米本を高い位置に取らせマンツーマン気味にプレスをかけてくる事が十分予想できる。
ここで攻略の鍵となるのが前節の湘南ベルマーレCF町野修斗がみせた形だ。
町野は名古屋2CM付近まで落ちてきてビルドアップをサポートしていた。
町野に名古屋CBがついてくれば他の湘南の選手が背後を狙ったりと名古屋3DF(5DF)を動かし、ブレイクすることに成功していた。
それを今のマリノスと照らし合わせてみよう。
昨季最後から取り組んでいるFWアンデルソン・ロペスが落ちてサポートという形。
前節ヴィッセル神戸戦でも猛威を奮っていた。
しかも、マリノスの4DF+2CMビルドアップを警戒し名古屋CM押し上げマンツーマン気味になるようであればよりロペスが落ちてくるスペースを使いやすい状況になる。
ロペス落ちビルドアップを警戒し保持させてくる展開になれば、これまで取り組んできた相手を押し込むサッカーで攻略したい。
おわりに
相手の出方を伺う2023マリノスがこの名古屋相手にどのような90分を過ごすのか。
45分ではなく90分。90分ではなく900分として試合をとらえたい。
熱狂必須の上位対決。
勝利で首位浮上の可能性もある1戦。
個人的には前半戦の山場になる試合だと思う。
Thanks for reading.
Wrote by Ryoto.