小樽事件簿【前編】 ヒッチハイク
皆様いかがお過ごしでしょうか。最近は蒸し暑くなってきてますね。お身体に気をつけてください。
さて、私自身夏になると思い出すことがあります。あれは高校3年生の頃。小樽にある大学へオープンキャンパスに行ったときのことでした。
1. 疲労感と寝過ごし
文化祭の次の日が小樽にある大学のオープンキャンパス。私は期待に胸を膨らませ最後の文化祭を楽しんだ。
全身白タイツで踊った文化祭の夜、大館駅から新青森駅へ。そこから新幹線で新函館北斗駅に行き、夜行バスで小樽へ。小樽についたらそこから大学へ行く予定。^^気分は超超いい感じ。
当時の予定(電車)
大館駅から新青森に行く間、疲労感から眠気が来たので、仮眠をとることにした。しっかり22:20にアラームをセットし、準備よし。目を瞑るとすぐに夢の世界へ。( ˘ω˘)スヤァ
2. 起床☆そして☆絶望
気持ちのいい目覚め。アラームがなる前に無事に起きれて胸を撫で下ろす。そしてスマホの液晶画面を見てみる。
「23:45」
は、、、、、、?
は?????
頭が真っ白になった。嫌な汗がじんわり出てくる。心を落ち着かせるためにゆっくり深呼吸をして次の駅でとりあえず降りる。そして猛ダッシュをして緑の窓口へ向かった。ウサイン・ボルト(100m世界記録保持者)よりも大きなストライドで。ジャスティン・ガトリン(60m世界記録保持者)よりも早いピッチで。
ダッシュで乱れた呼吸を整え、改札の外にある緑の窓口へ。そして駅員の人に事情を説明して、今から新青森駅まで行って新幹線に間に合うか聞いた。
パソコンに何かを打ち込んで数十秒後、駅員は口を開いた。
駅員「あ〜。今から戻っても最終の新幹線に間に合わないですねえ(困)」
ワイ(終わった。)
時間はいつだって残酷だ。後悔しても巻き戻せないのだから。
後悔で今にも泣きそうな私の顔を見て、パソコンでさらに何かを打ち込む駅員。そして、口を開いた。
駅員「フェリーならここから間に合うし、明日の2時に函館につきますけど、、、どうでしょうか?」
そこで、グーグルさんで検索をして予定を立て直してみる。すると、函館にフェリーで着いた後、電車だと始発が5時台で小樽でのオーキャン に間に合わない。しかし、函館から車だと間に合う、、、。
ここで私は思った。
(フェリーなら小樽に行く車あるんじゃね????それにお願いして乗せて貰えば勝ちやん!!!!!!)
フェリーには車でも入ることができる。
乗せてくれて送ってもらう確証はない。本当はここでホテルに一泊でもして諦めて帰るのが正解なのかもしれない。けど、諦める方が絶対後悔する。
そんな心だけでタクシーでフェリー乗り場に行き、フェリーに乗った。
3. 世の中なんとかなる
フェリーでは寝る場所が大部屋になっており、車を持っている人もそこで眠る。大部屋に入ってくる人に事情を話しながらお願いしてみる。
緊張で強張った顔の身長180cmの高校生。
見知らぬする人からすると、話しかけられたら絶対逃げたいに違いない。
しかし、2人目に話しかけた人がOKをしてくれた。物腰の柔らかいおじいさんだった。話を聞いて二つ返事でOK。なんてこったパンナコッタ。こうして函館から車に乗せてもらい、無事に小樽に着いてオープンキャンパスに行くことができました。
世の中捨てたもんじゃないな。そんな風に思った出来事でした。
まとめ
この経験から私は、世の中捨てたもんじゃない。ちゃんと助けてくれる人いるんだなあと思いました。
久しぶりに思い出したらなんだか小樽に行きたくなってきました。就活終わったら行こうかな。