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ダイアログ・ジャーニーvol.1【空気の研究】ゲスト:マリナ油森さん

対話の旅

音声インタビュー番組をはじめます。「音」と「声」を言葉と沈黙で満たす。創作についての対話。Art de Vivreによる「言の葉」と「音の葉」のしげる木。その地面にはゆたかな腐葉土が広がる。


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先日、このようなことを書いた。「対話」の楽しさと「音楽」の力を共有できればなって。さっそく形にしてみた。言葉と音楽を味わっていただきたいので、映像ではなく音声を選んだ。冒頭にはゲストをイメージして作成した一編の詩を読んだ。

第一回のゲストはマリナ油森さん。彼女の放つまばゆい光が、言葉の節々から現れる。一度、ゆっくりとお話をしてみたかった。


出演:マリナ油森・嶋津亮太
編集:嶋津亮太
音楽:カジサキモトキ


宝石みたいなキャンディを思い浮かべる。いろんな色をしたドロップのように、あなたは、いろんな歓びを知っている。この大空で起きた歓びの数々。

あれから、あなたはいかがお過ごしでしょうか?

あの日、マリーナ・アブラモヴィッチに背中を押され、小さな島の切り立った崖から飛び降りたあなた。落っこちるつもりで陸地を離れたけれど、翼を広げ、しっかりと空へと飛び立ったあなた。

空の様子はいかがでしょう?地上より近くに感じる〝おてんとさま〟の下で、何もない青空に軌道を描く喜びは?しとしと雨が降る午前中の飛行は楽しそうですね。星のきらめきの間で踊り、雲のまにまにとどろく雷鳴の中を冒険する。空の様子はいかがでしょう?

時には横殴りの風があなたを襲う時もあるでしょう。嵐のに日にはどこかの洞窟でじっと身体を休めているのでしょうか?潮の香りはどうですか?波の音はどうですか?共に空を飛ぶ仲間たちとの物語を聴いてみたい。そう、「マリーナにバラの花を握らせ、キスをしたような人々との出会い」を。

風が流れ続けるように、出会いと別れは繰り返される。大空は果てしなく続く。


大好きな彼女のnoteに、気まぐれに手紙を贈った。

イヤホン、あるいは、ヘッドホンで聴いてもらえた方が、「対話」と「音楽」の世界に浸っていただけると思う。ゆったりとした「間」と、心地良い「対話」、そして沈黙を満たしていく「音楽」でチルな時間を楽しんでもらいたい。




「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。