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忘れものを発掘する

大人になるに従って、忘れてしまうことがある。

世の中の常識や決まりごとにとらわれ、見えなくなってゆき、そこにあることさえ気付かなくなる。「どうして?」と疑問さえも抱かずに、「そういうもの」として処理をする。そうやって、わたしたちはつまらない大人になってゆく。効率を求め、合理的な考えで、最適化させようとばかり。

失ったのではない。忘れてしまっただけ。

消えたのではない。見えなくなっただけ。

眠ってしまった力を、呼び覚ます。

対話すること。あなたと、世界と、手に触れる一つひとつと。その相手はいつだって“わたし”である。対話することは、あなたや、世界や、手に触れる一つひとつに耳を傾け、つぶさに観察すること。それと同じだけ、“わたし”の声に耳を傾け、観察すること。

忘れてしまった力を、発掘する行為。

ライフスタイルに、対話を。


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嶋津 / Dialogue designer
「ダイアログジャーニー」と題して、全国を巡り、さまざまなクリエイターをインタビューしています。その活動費に使用させていただきます。対話の魅力を発信するコンテンツとして還元いたします。ご支援、ありがとうございます。