SNSで生まれる対話
わたしが利用しているSNSは、主にTwitterとnoteです。
ここでの出会いが与えてくれたこころの豊かさは計り知れず。オンラインの向こう側にいる一人ひとりに生活の息づかいを感じ、異なる価値観を共有し、ことばと感情を味わい、関係性を育んできました。それらの体験は、わたしの財産です。
ここ最近、新たなにInstagramをはじめました。写真にことばを添えて、ビジュアルで表現してゆく。どちらかと言えば、テキストベースのSNSよりも自分の世界観を育てやすいメディアなのかもしれません。グリーンとゴールドを基調に、わたしの主軸である“対話”についてのことばを添えて投稿しています。強く、しなやかで、やさしい。植物に憧れて。対話する“寛容植物”の世界です。
ビジュアルのメディアながら、意外にもわたしの文章を読んでくださる方が多いことに驚きました。ポストされるコメントを大切に受け取っています。
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その中で、ハンガリーに住む韓国人の女性がしばしばわたしの投稿にコメントをくれます。彼女は、Google翻訳を利用してわたしの文章を読み、その感想をまた翻訳機にかけてポストする。
わたしが書いた「待つ」という行為の楽しみ方に感想を添えてくれました。翻訳であるため少し文章が崩れていますが、わたしのことばを深いところで受け取ってくださっていることが伝わります。
文章を書いたわたしが「届いている」という実感を抱かせてくれるすばらしい読者です。何度か登場する「心が涼しくなる」ということばが、韓国語特有の表現なのかもしれませんが、詩的なニュアンスでこころが軽やかになります。
わたしも全く同じように思います。母国語で味わい合えたとしたら、どれほどすばらしいでしょう。わたしのことばを受け取り、彼女の中で解釈して、それをことばで表現して届けれくれる。まさに、対話的なコミュニケーションです。
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このようなやりとりは、Twitterやnoteだけでは実現しなかったでしょう。“写真”という幅の広い入口が用意されていたおかげで生まれた対話です。Instagramしか利用していないユーザーもたくさんいる。出会いの幅を広げるためには、SNSに玄関口をつくり、自分の世界を育ててゆくことは大事だとあらためて感じました。
思わぬ出会いとそこで生まれる小さな物語。“対話”という方法で、丁寧に編み上げることができれば、これほど豊かなSNSはない。そう感じています。
あなたと出会えたことに感謝します。
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