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【セルフ解説】相談屋マックスの憂うつの小ネタ

先日、こんな小説を書いてみました。

これは、僕がアイコンにしている「マックスくん」を主人公にした小説なのですが、小説内に色々な小ネタを仕込んであったので、そちらをセルフ解説していきたいと思います。

この解説を読むと、SWCメンバーのこれまでの活動が「5%」くらいつかめますので、是非読んでみてください。

以下、僕ゼロと小説のネタバレを含みます。


第一話 歯についたチョコレート

マックスはデスクに座り、コーヒーをすすりながら資料に目を通している。

#1の一枚目

「マックス」とはこの小説の主人公です。マックスは、slothというNFTプロジェクトの「オーダーメイド本体」として作成されたキャラクターです。

詳しくはこちら

slothのNFTは、「着せ替えによる自己表現」が可能なので、僕はマックスくんに自分の一番好きな飲み物であるホットコーヒーを持たせていました。これが「コーヒーをすする」の元ネタです。

NFTのアイテム名は「カフェラテ」だけどコーヒーということにしている

そんなとき、ドアが勢いよく開き、リズムが飛び込んできた。

#1の一枚目

この「リズム」というのは新キャラで、NFTもまだありません。ただ、SWCメンバーのマスコットさんがこのリズムのNFTの制作をしてくれることになりました。どんなできあがりになるのか楽しみです。

ちなみに、マックスは猿で、リズムは犬という設定です。二人は犬猿の仲ということです。

「あのね、チョコレートを食べたんだけど、歯にチョコがついていないか心配でさ。」

#1の一枚目

リズムが歯についたチョコを気にしているのが第一話のメインなのですが、本来、犬にはチョコレートを食べさせてはいけません。

ただ、この世界線では犬のリズムが普通にチョコレートを食べるようです。

「でも、どうしても気になるんだよ!」リズムは鏡を見つめながら、どこかに答えを求めるように言う。

#1の五枚目

リズムは鏡を何度も確認して、「歯にチョコはついていなさそう」と思うのですが、どうしても「ついている気がする」のだそうです。この辺り、本来は食べてはいけないチョコレートを食べてしまった作用が出てしまっているのかもしれません。

リズムは、チョコレートを食べてしまったがばっかりに興奮状態になり、正常な思考で考えることができなくなってしまっている、と考えられます。

ただ、マックスもリズムもその常識や知識を持ち合わせていません。この辺りから、この世界のキャラクター(動物)は、こうした「犬にチョコレートを与えてはいけない」という常識を持ってはいないが、その動物本来がもっている特徴は引き継いでいる、そんな世界線であると考えることができます。

「すみません。Kaoriさん。お待たせいたしました。こちらにお座りください。」
「さて、今日はどうなさいました?え?自宅の壁に落書き?」
「『描けよ!』って??・・・それは困りましたね、、、。」

#1の六枚目

KaoriさんとはSWCメンバーのクリエイターさんです。そんなKaoriさんにも小説に登場していただきました。


その、Kaoriさんの自宅の壁に「描けよ!」という落書きがされていたということですが、これはSWCメンバーのチバタズナさんによる、同じくメンバーのワーパパCTOさんのアイコンのファンアートが元ネタになっています。

この『描けよ!』については後々また話題に出てきます。


第二話 期限切れのクーポン

マックスはデスクに座り、コーヒーをすすりながらPCの画面を見つめている。

#2の一枚目

この世界線の「技術」がどこまで発展しているのか、についてもチバタズナさんの作品を参考にさせていただています。

「そのクーポン、どこの店のやつだい?」

「スナックnomaよ。」リズムははっきりとした口調で言う。

#2の三枚目

第二話は、リズムの郵便受けに期限切れのクーポンが入っていたことを軸に話が展開します。この期限切れのクーポンを配ってしまったお店が「スナックnoma」なのですが、これはSWCメンバーのノマ(noma)さんのスタエフのチャンネル名でもあります。


「リズムは行ったことないのか?スナックnoma。」

「私はないの。けどこの村の人たちみんな好きよね。あそこ。」

「なんせ営業時間が深いからな。夜行性の人たちが過ごすところってあそこぐらいしかないのよ。」

#2の五枚目

ノマさんが配信する『スナックnoma』はSWCメンバーの一部から絶大な人気を得ています。深夜の遅い時間にノマさんがリスナーのメンバーのコメントを読み上げつつ、話を広げるその様は本当にスナックにいるかのような感覚を抱かせてくれます。

「俺は昔はよく行ってたけど、下の子が生まれてからはあんまりだな。」

#2の六枚目

わたくしごとですが、2024年の10月に下の子が生まれました。それを記念して、さきほどの小説にも登場していただいたKaoriさんに「ベビーマックスブラザーズ」というNFTを作ってもらいました。

「お久しぶりです。コモリさん。」とクライアントに笑顔で話しかけた。
「今、ちょうどスナックnomaの話をしてたんですよ。コモリさんも常連ですよね?」
「そうですよね。夜行性の方はあそこくらいしか行くとこ、、ああ、最近サングラスを、、ステキですね。」

#2の六枚目

「コモリさん」とはチバタズナさんが描いていた『僕ゼロ』という漫画に出てくるキャラクターです。

先日、この僕ゼロに登場するキャラクターの「所有権」を渡す企画がSWC内で立てられたのですが、スナックnomaのノマさんが「コモリ」の所有権を得ることになりました。

そのコモリは、サングラスをかけています。このサングラスが僕ゼロの物語のキーアイテムなのですが、、。気になる方は原作を読んでみてください。


第三話 動かないエスカレーター

「いいの?ありがとう。」リズムは小さな包みを手に取ると「mocoっていうのね、このお茶。」とつぶやく。

「ああ。曖昧模糊のmocoだそうだ。」とマックス。

#3の五枚目

第三話のメインは動かないエスカレーター、と見せかけて、実は「ホットティー(紅茶)をお願いされたマックスが、緑茶のmocoを淹れていた」というのがメインになっています。

このmocoというお茶はslothのグッズとして開発が進められていました。2024年の夏前あたりは、slothのプロデューサーのワープくんが開発の進捗を音声で伝えてくれていたのですが、最近の進捗はわかりません。


「私はホットティーをちょうだいって言ったのよ。色の識別が苦手な私にこういう嫌がらせはやめて。」

#3の六枚目

ここにも、リズムの犬としての特徴が出ています。


「ゴマルさんにお願いしていたオーダーメイドキャップがそろそろ仕上がる頃だと思ってサイトを確認しているんだ。」マックスはスマホをスクロールさせながら言う。

#3の六枚目

「ゴマル」とは、SWCメンバーのマスコットさんの所有している「ロケスタくんプリンver.黒ごま味」の名前です。

そんな、ゴマルさんことマスコットさんに私Ryotaroが「マックスキャップ」のNFTを作っていただけないか?とお願いしたのです。

そして、実際にできあがったマックスキャップがこちらです。


「ゴマルさんて、あの木彫りマスコット会社の?」リズムはやっと穏やかな表情になった。

「いやいや、ゴマルさんの本職は建築士だよ。あの木彫りマスコットはたまたま作っただけだ。」とマックス。

#3の七枚目

木彫りマスコットとは、正確にはマスコットさんが作った「木彫りのすろーすくん」のことを指します。


「社名のマスコットは『幸運のお守り』っていう意味だよ。木彫りのマスコットは関係ない。」

#3の七枚目

これは本当で、マスコットさんは一級建築士なのですが、その会社名が「マスコット」で、社名の由来は『幸運のお守り』という意味だそうです。


「ていうか。今日は次のお客さん来ないのね。」とリズム。

#3の八枚目

マックスは「相談屋」という設定なのですが、これは私Ryotaroが「心理士」をやっていることが元ネタです。そんなマックスのところに来るはずだったクライアントがまだ現れないみたいです。心配ですね。


第四話 鳩ぽっぽ

「いいえ。鳩が私の家の庭に集まっている理由を作っているのは私ではないわ。」とリズム。

「なぜそう言い切れる。」マックスは尋ねる。

「ベリバアよ。」

#4の四枚目

第四話は、リズムの庭に大量の鳩が発生したことが話のメインとなっています。リズムは、その鳩大量発生事件の理由を作ったのが「ベリバア」だと言います。

「ベリバア」も、チバタズナさんの描いた『僕ゼロ』に登場するキャラクターです。


「その人、、いえ、そのナマケモノはフードを被って左手にスプレーを持っていたのよ。」リズムは神妙な面持ちで言う。

#4の六枚目

リズムは、ベリバアが家の前で「落書き事件の犯人」と話しているところを見たと言います。その犯人の特徴が、「フードを被って左手にスプレーを持っていた」とのことなのですが、これは完全にワーパパCTOさんのslothの特徴と一致します。



「けどね、翌朝ベリバアの家の前を通ったら、なんと2階の外壁に「べり」ってスプレーで書いてあったのよ。」

#4の六枚目

これは、僕ゼロの一コマに私Ryotaroが解釈を入れた形になります。


「この方が犯人なわけないだろ。驚かせてすみません、ワーパパさん。さあ、どうぞこちらへお座りください。」

マックスにそう言われたクライアントのワーパパCTOは、ソファに腰かけると「マックスさん、リズムさん。まずは、そのことについてのお話しから始めましょう。」と言った。

#4の九枚目

第三話で相談にやって来なかったのは、ワーパパCTOさんのようでした。そんなワーパパCTOさんを見て、リズムは「この人が落書き事件の犯人!」と叫びます。

マックスは「そんなわけがない」という感じなのですが、当のワーパパCTOさんは「そのことについてのお話しから始めましょう。」と言います。

ついに、落書き事件の真相が語られるようです。


第五話 ワーパパ

「ベリバアね、、」ワーパパCTOの口調が重くなる。「マックスさん、ベリバアの体調がすぐれないのはご存知ですか?」

「詳しくは知りませんが、随分ご高齢ですからね、、」マックスは言う。「ベリットさんが先立たれてからは、あまり村でも見かけなくなりましたね。」

#5の二枚目

「ベリバアの体調がすぐれない」のは『僕ゼロ』の中の設定です。また、「ベリットさん」はベリバアの夫として僕ゼロに登場します。

「Kaoriさんはクリエイターでありながら、占星術にも詳しい方なんですよ。」とワーパパCTOは言う。「だから、Kaoriさんに天体に関する作品を作ってもらうことで、その作品から天国についての学びを得ようと思ったんです。」

#5の五枚目

小説内のワーパパCTOは、ベリバアの死期が近いという理由から天国があるかどうかを知りたくなったそうです。そこで、Kaoriさんに天体に関する作品を作ってもらうことで、天国についての何らかのヒントを得ようとしたとのことです。

ここにはいくつかの小ネタがあります。ひとつは、ワーパパCTOさんが、SWCのメンバーに「バフ」をかけてクリエイティブの応援をしようとしているということ。

バファーとは「バフをかける人」という意味。バフとは「一時的なパラメータアップ」みたいなこと


もうひとつは、Kaoriさんが、恒星占星術に関するAIアートを作っていたということ。


そしてもうひとつが、そのKaoriさんの異名が「爆速クリエイター」であること。


小説内では、KaoriさんやワーパパCTOさんは「応援に弱いナマケモノ=応援されたら頑張っちゃう」という設定にし、ワーパパCTOが「描けよ!」とKaoriさんの家の壁に落書きされたことを受けて、Kaoriさんのクリエイティブが爆速になっている、ということにしました。

「ゴマルさんですよ。」ワーパパCTOは言う。「ゴマルさんが星の一族なんです。」

#5の七枚目

結局のところ、Kaoriさんに天体に関するアートをたくさん作ってもらっても、天国に関するヒントは得られませんでした。しかし、ワーパパCTOは、この村には「星の一族がいる」ということを知り、しかもそれが「ゴマル」だというのです。

これは、ゴマルことマスコットさんが、X上で『ほしのまわり』という漫画をアップしていることが元ネタになっています。

「ゴマルさんの真の姿は星の守り神なんです。」ワーパパCTOは言う。

#5の八枚目

その、『ほしのまわり』の中で、マスコットさんはご自身を「ほし」としうキャラクターとして描いています。


「私はKaoriさんの作品のファンなのでよくわかります。この作品だけ、なんというか、こう、纏っているものが違うんです。アウラとでも言いましょうか。」ワーパパCTOは説明する。

#5の九枚目

「アウラ」というのも一時期SWCの一部のメンバー、特にスタエフ配信をしているメンバーの中で盛り上がったテーマでもあります。


「Kaoriさんは、この作品を作っている間、天と自分が完全につながったのかもしれない、とおっしゃっていました。」

#5の十枚目

これは、Kaoriさんがご自身のスタエフでお話ししていたことが元ネタになっています。


マックスはそのサングラスを受け取ると「あれ?このサングラス、コモリさんがかけていたものと同じですね。」と言った。

「コモリさんが?」ワーパパCTOは少し驚いたような口調になった。「ほんとですか?ベリロンさんじゃなくて、コモリさんですか?」

#5の十二枚目

「ベリロン」とは特徴的な要素を持つNFTであり、僕ゼロに登場するキャラクターでもあります。

その、ベリロンにワーパパCTOさんはサングラスを渡したそうですが、そのサングラスが今はコモリが持っているそうです。これは、僕ゼロの重要なポイントですので、詳しくは漫画の方をご確認ください。

「以前、ベリロンさんがスロースさんとふざけて大気圏外に行ったことがあるそうで。」

#5の十三枚目

これは、チバタズナさんが描いたslothとベリロンのファンアートの一枚が元ネタです。なお、「スロースさん」とはslothのNFTの基本型であり、僕ゼロの主人公でもあります。


「お二人が言うには、星屑の軌跡がしっかりと残っていたんだそうです。」とワーパパCTO。「そして、どうやらその星屑は、、ゴマルさんの工房まで延びていたんだとか。」

#5の十四枚目

先ほどのslothとベリロンのファンアートに描かれていた流れ星を、「ゴマルさんが星の守り神になった姿」とすると面白いかなと思ってこの設定にしました。

「私は、天国があるのかどうかをすごく気にしていましたが、天国がないということを証明できない以上は、あるものだと思えばいい、そう思うようになったんです。」

「不存在の証明ね。」とリズム。

#5の十五枚目

「不存在の証明」はこの小説の第一話で出てきたワードです。こういった小説内の伏線回収もちらほらあります。

「ゴリラモノポリー?」リズムが商品名を読み上げる。

#5の十六枚目

「ボードゲーム」は実際のワーパパCTOさんと関連が深いものであります。また、「ゴリラ」というのも僕ゼロのキーとなるものなので、詳しくは漫画本編を読んでいただけたらと思います。


おわりに

実は今、キャラクター小説の第二弾を製作中です。第一弾の『相談屋マックスの憂うつ』は一話ずつ公開して、作りながらストーリーを練っていたのでですが、第二弾はあるはじめから終わりまで形にしてから公開しようと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
それでは!

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Ryotaro|SWC
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