<プロフィール>クソくらえ、自己紹介。ひとのために生きる。
noteを始めるにあたっての抱負
はじめまして。僕は永井遼太郎と言います。2023年7月現在、26歳です。
noteを書き始めるきっかけになったのは、先月、「悪性リンパ腫」という血液のがんの一種と診断されたことでした。それも、全身に病巣が広がっていることから、ステージⅣです。
しかもなんという偶然でしょうか。がんの宣告を受けたのは、昨年結婚した妻と行った新婚旅行から帰国した翌日、しかも僕の26歳の誕生日でした。
今は、抗がん剤治療のために入院しているところです。
がんと宣告されてから、様々なことを考えてきました。死ぬこととは何か、生きることとは何か。なぜ自分ががんになったのか。
その中で、ひとつの、人生のパラダイムシフトが起きました。
それは、「これからは自分の為ではなく、他人の為になるような人生を送ろう」ということです。なぜそのように考えるようになったのかは、今後別の記事で深く書いていきたいと思います。
このnoteは、病床に臥せっている僕が、今この時点で出来る、「他人の為にできる」ことのひとつなのです。
本当に誰かの役に立つために、このnoteを始めるにあたって、2つのルールを決めました。
実名で書く。すべての情報発信の責任を、自分で負う。
収益はそのまま全額、医療の発展に資する寄付に充てる。
ことです。
このnoteがほんの1ミリでも、読んでくださるあなたの人生を豊かにすることとに貢献できたなら、僕にとっての何よりの幸せです。
自己紹介
本当は自己紹介なんてクソくらえ
「今を生きることがすべて。過去はどうでもいい。」
「死に直面した今、学歴・年収・社会的地位・性別・年齢・外見、その他あらゆるレッテルには何の価値も感じない。」
そんな今の僕にとって、本当は自己紹介はしたくありません。でも、がんと宣告されてから学んだ仏教の概念の一つ、「諸行無常」を語るために、僕の人生はなかなかユーモアにあふれていると思うので、あえて自己紹介をやります。
順風満帆な人生
悪性リンパ腫ステージⅣ。日本に10人もいないと言われる、慢性再発性多発性骨髄炎(CRMO)という指定難病の患者。かつ、ニート(病気で休職中)。
そんなボロボロの僕も、それまでは至って順調な人生を送ってきました。
大手商社に勤める父と母、弟の円満な4人家族。
幼少期は父の転勤で中国で育つ。
中学受験では、開成中学に合格。
開成時代は、野球部で高校通算6本塁打。運動会では応援団長も務める。
大学受験では東京大学に現役合格。
新卒では、外資系ヘッジファンド最大手の一角に入社。
妻は、最高にかわいくて優しい人。
がんになって良かった
僕の経歴、お読みになってどうでしたか。どれも、がんと難病になる前の自分だったらどうしても誇らしくなってしまう、そんな自分がいました。
でも、今の自分が、がんと難病になる前の自分に言いたい言葉はひとつです。
「お前は何もわかっていない。この世にお前ほど未熟な人間はいない。」
なぜか。がんになる前の自分は、「自分の為に生きてきたから」です。そんな人間が、何を得ようと、どんな身分を名乗ろうと、何の価値もないのです。
そのことを、がん細胞は僕に教えてくれたのです。だから、僕は、がん細胞たちに心からこう言いたいです。
「僕をがんにしてくれてありがとう。がんになって良かった。」
新しい人生、それは、「ひとのために生きる」人生です。
26歳の誕生日が僕にとっての本当の「誕生日」
がんの宣告を受けたのが、僕の26歳の誕生日だったのは、なんとも奇遇な気がします。なぜなら、その日から僕は、「ひとの為に生きる人生」を歩み始める1日になったからです。
ですから、僕は今、生物学的には26歳1か月ですが、ほんとうの意味では生後1か月なのです。
今後noteで発信したいこと
現時点で、これからnoteで発信したいことを箇条書きで書きます。これは、どんどん追加されていく予定です。なぜなら、僕はすべてを伝えたいから。全身全霊で。
闘病記。同じく病気と向き合う仲間の為に。
健康。みんなが病気になって苦しむことがないように。
読書。いい本との出会いの一助になれば。
人生哲学。みんなが前向きに生きてもらえる手助けをしたい。
化石コレクター。ニッチだけどロマンあふれる魅力を発信したい。(恐竜化石コレクターとしては日本有数を自負しています。)
受験や勉強法。試験が得意なのが数少ない取柄でした。受験生みんなを応援したい。
就活。外資系ヘッジファンドという超絶ニッチに入社したものとして、特に運用業界や外資系に興味あるみんな向けに。
それでは、これからよろしくお願いします。
長文を読んでくれたみんな、どうもありがとうございます。