2021年02月にiPhoneで撮影したショートムービーです。 海辺の街に引っ越してきた夫婦。脚本家である夫は今日も執筆活動にいそしんでいた。そんな夫の耳にどこからともなく声が聞こえてくる。声の正体は?夫が見たものとは?
映画「マルホランド・ドライブ」 2001年のアメリカ映画です。 監督はデビッド・リンチです。 奇形な赤ん坊を授かった男の物語「イレイザーレッド」や、 おだやかな田舎町で片耳を拾った男がたどる運命を描いた「ブルーベルベット」 と、迷路のなかを漂っていくような独自の世界をみせてくれる監督ですよね。 そのデビッド・リンチ監督作品のなかでも最も好きな作品が「マルホランド・ドライブ」です。 この作品でもデビッド・リンチの色が存分にでてます。 ストーリーですが、マルホランド
映画「ロング・グッドバイ」 1973年のアメリカ映画です。 原作はレイモンド・チャンドラー。 探偵小説の大家ですね。 主人公の探偵フィリップ・マーロウは、ハンフリー・ボガート、ロバート・ミッチャム......など数多くの役者が演じてきました。 日本でいうところの金田一耕助ですかね。 さて、今回はエリオット・グールドがフィリップ・マーロウを演じてます。 2001年の映画「オーシャンズ11」ではジョージ・クルーニーたち泥棒集団に資金援助する資産家を楽しげに演じてました
映画「レスラー」 2008年のアメリカ映画です。 監督は1998年の映画「π」で注目された気鋭の映画監督ダーレン・アロノフスキーです。 主演はミッキー・ロークです。 80年代に一世を風靡した役者ですね。 キム・ベイシンガーの肢体に氷をはわせるラブシーンが有名な映画「ナインハーフ」や、 熱帯夜の悪夢のような映画「エンゼル・ハート」と、 いつもどこか湿り気のある役者ですよね。90年代からは人気にかげりが見え始めました。 この映画「レスラー」はミッキー・ローク自身の物語
映画「湯を沸かすほどの熱い愛」 2016年の日本映画です。 監督はこれが初めての長編映画なんですね。 1973年生まれの若い監督です。 物語ですが、銭湯を経営しているある一家がいるんです。夫は突然姿をけして、飲み屋で知り合った女の家に転がり込んでるんですね。妻は仕方なく銭湯を休業し、娘とふたりで暮らしてるんです。 この妻を演じてるのが宮沢りえです。 ある日、宮沢りえ演じるお母さん急な目まいで倒れちゃうんです。病院へ行くとガンだと告げられる。しかも余命2.3ヶ月だと告げ
映画「イースタン・プロミス」 2007年のイギリス、カナダ、アメリカ合作の映画です。 監督はデビッド・クローネンバーグです。 1981年の監督作品「スキャナーズ」では超能力の恐怖を描いていました。超能力によって頭を破裂させるシーンは鮮烈でした。 1986年の「ザ・フライ」ではハエに変貌していく男を見事に描きました。 細胞が破壊されていく、どこか粘質的な作品を撮る、独自の世界をもつ監督ですよね。 そのクローネンバーグ監督が2007年に撮った映画が「イースタン・プロミ
映画「用心棒」 1961年の日本映画です。 監督は世界のクロサワ 黒澤明ですね。 三船敏郎演じる浪人がいるんですね。とある宿場町に立ち寄ります。 その宿場町では敵対するふたつの勢力抗争が続いているんですね。 そんな状況を三船敏郎がかえるんです。 宿場町の居酒屋で、店主から町の緊迫した状況を訊くんですね。三船敏郎言うんです。「代金のかわりに俺がこの町を平穏な町に戻してやる」と言うんですね。 脚本を黒澤明自身と 菊島 隆蔵が手がけてます。 多くの黒澤明作品の脚本を
映画「ディア・ハンター」 1978年のアメリカ映画です。 心が震える映画ですよ。 ベトナム戦争が物語の背景にあるんですね。 製鉄所で働く仲間がいるんです。自然に囲まれた山のなかで男たちは汗を流し日々生活してるんですね。 そんな男たちに徴兵の知らせが届くんです。戦争が始まったんですね、ベトナム戦争です。 映画は炭鉱の山々から、ベトナムのジャングルに舞台をかえます。 この映画、なにが震えるかというと、このジャングルでおこなわれるゲームがあるんです。 製鉄所の男たちは
映画「カッコーの巣の上で」 1975年のアメリカ映画です。 「カッコーの巣」というのは「精神病院」の蔑称みたいですね。 この映画の物語の舞台は精神病院なんです。 この病院、患者を人間として扱ってないんですね。患者たちをコントロールし、病院を支配しているのが女婦長なんです。 そこにジャック・ニコルソン演じる男が刑務所の刑期から逃れるために精神病を偽って入院してくるんです。この男の出現によって病院の世界に変化が生まれるんです。 女婦長に管理されている患者たちはみんな顔に
映画「オール・アバウト・マイ・マザー」 1999年のスペイン映画です。 監督は、スペインが世界に誇るペドロ・アルモドバルです。 この作品は監督の人間愛、映画愛に満ちた傑作ですよ。 冒頭、なにかのボタンらしきものや、なにかの機械らしきもののアップが映し出されるんですね。 画面ひいていくと、それは医療機器だということが分かる。病院の中なんですね。観客の注意を画面にむけさせる演出ですね。映画の善し悪しは冒頭で決まりますね。 病院で働く、マヌエラというひとりの女性がいるんで
映画「コックと泥棒、その妻と愛人」 1989年のイギリス・フランスの映画です。 なんとも興味をそそる題名ですよね。 あるレストランが物語の舞台です。 長いテーブルには真っ白なクロスがかけられ、綺麗な食器、豪華な食べ物が並べられてるんですね。 今日も、このレストランの経営者である男が、妻をひきつれて店にやってくるんですね。 この男の仕事は泥棒なんです。この男、なにかとグルメぶるんだけど、食事中に女性の胸をつかんだりと、食のことなんてなにも分かってないんですね。 この
映画「情婦」 1957年のアメリカ映画です。 監督はビリー・ワイルダーです。 ワイルダーといえば映画「お熱いのがお好き」や 「アパートの鍵貸します」 といった喜劇のイメージがありますが、 保険金殺人を描いた「深夜の告白」や、 アルコール依存症の恐怖を描いた「失われた週末」など、 サスペンス映画の名手でもあるんですね。 この映画「情婦」の原作はアガサ・クリスティです。 そうです、この作品、ミステリー映画です。 1950年代のイギリスが物語の舞台です。 病気
映画「スモーク」 1995年のアメリカ・ドイツ・日本の合作ですね。日本も製作に携わってるんですね。 アメリカのブルックリンの街角で煙草屋を営む男を中心に物語は展開されます。 煙草屋の男は毎日、決まった時間に、ブルックリンの街角の決まった場所で、写真を撮り続けてるんですね。それが彼の日課なんです。 煙草屋の常連客で、ある作家の男がいるんです。過去に作家の奥さんは、強盗に遭遇して命をおとしてるんですね。 その奥さんの姿が、煙草屋の男の日課の写真に偶然にも写っていたんです。
映画「π」読み方は「パイ」ですね。 1998年のアメリカ映画です。 白黒映画です。 ひとりの男がいるんです。この男は外の社会を遮断し、ひとり、モニターがいっぱいある部屋でパソコンにむかって株の動きを予想してるんです。毎日、毎時間、毎分、数字を見つめている男なんですね。 そんな男のパソコンがあるとき故障するんです。画面に216桁の数字を表示したまま故障するんです。 ここから男の運命が動きだすんです。 男はこの数字の意味を探りだすんですね。男のまわりには数少ない知り合いが
映画「ナイト・オン・ザ・プラネット」 1991年のアメリカ映画です。 監督はジム・ジャームッシュですね。1980年にインディーズ界からデビュー以来、アメリカ映画の底流を生きる監督ですよね。 物語は、5つの都市が舞台です。 ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキという国も違う場所が舞台なんですね。 異なる場所でおこる、同じ日のある一夜の物語をオムニバス形式で描いていきます。 5つの都市、5つの物語が展開されるんですが、共通してるのはタクシー運転手とそのタ
映画「シンプルメン」 1992年のアメリカ映画です。 物語ですが、ふたりの兄弟がいます。 この兄弟の父親いうのが、元プロ野球選手なんですが、今は国防省爆破事件の犯人として捕まってるんですね。 兄弟はというと、兄は強盗で稼いだ金を親友と彼女にだまし取られ、 弟は父親のことで頭は一杯なんですね。 弟は父に面会するため警察へ行くのですが、父は逃亡したあとだったんです。そんな兄弟が父親探しの旅にでます。 一風変わった、おもむきがある設定ですよね。 兄弟は旅のなかで、ふたり