ニューヨークを拠点に精力的に活動を続けるジャズドラマー、森智大(もりともひろ)。
同じくアメリカで活躍するピアニストの大林武司との共演でも、その素晴らしいドラミングを披露し、またリーダーアルバムもこれまで2枚リリースしてきた。そして2024年、3枚目のリーダーアルバム『Prana』を発表し、レコーディングメンバーとの日本でのツアーも控える森に、自身の音楽ルーツから、これまでの活動、そして新譜についてインタビューを敢行。意欲漲る彼の想いに、ぜひ注目してほしい。
<『Prana』レコーディングメンバー>
ドラム:森智大
トランペット&ボーカル:Benny Benack III
サックス&フルート:寺久保エレナ
ピアノ:山中みき
ベース:Russell Hall
パーカッション:小川慶太
ヴァイオリン:亀井友莉
ヴァイオリン:林周雅
ヴィオラ:三品芽生
チェロ:村岡苑子
物心ついた時から、ドラムに触れる
-森さんのドラムスとの出会い、ジャズとの出会いを教えてください
-森さんが日頃演奏されるときに心がけている事はどういった事でしょうか
ニューヨークでの演奏活動
-ニューヨークでは普段どのように活動されているのでしょうか
コロナ禍での一時帰国から、再びニューヨークへ
-今回のアルバムタイトル、およびジャケットから、コロナ禍を乗り越え、さらなる活躍を期待させてくれるアルバムですが、コロナ禍の際、森さんはニューヨークからの一時帰国を余儀なくされました。その際の率直な心境と、帰国時の日本での活動について教えてください
-その一時帰国時の活動も今回のアルバム制作の大きなキッカケになったのではないでしょうか
『Prana』収録曲について
-森さんのお話と、実際に今回のアルバムを拝聴して、日本に一時帰国され、さらにニューヨークでの演奏への意欲が高まったことが作品に好影響を与えていることを感じました。魅力溢れる今回の収録曲について、ぜひ各曲ご紹介していただけないでしょうか
-森さんのパワフルなドラムと、トランペット、アルトサックスのフロントの熱気溢れる演奏が、アルバムのオープニングにふさわしい、威勢の良いナンバーですね
-この曲では、ベニーの小粋なヴォーカルが楽曲にとてもマッチしていますし、ストリングスも、より表現を深めるために効果を発揮しています
-伝統的なハードバップナンバーで、たしかにアート・ブレイキーのバンドの楽曲からの影響と、そのパワーを感じ取ることができました
-小川慶太さんのパーカッションの演奏が、さらにリズムに躍動感を与えていていますね
-この楽曲には、哀感と共に力強さを感じました
-寺久保エレナさんのフルートとストリングスが、その風景を見事に表現していますね
-スモーキーなジャズの渋さを存分に感じる曲で、私は個人的にとても好きな楽想でした
-冒頭の山中さんのピアノの1音目から、高揚感というか、希望に満ちたサウンドだと感じました。ストリングスとクインテットのサウンドの絡み合いも相まって、壮大な世界観が形成されていますね
-本作の大きな特徴であるストリングスの導入の成果を如実に感じる曲となっていますね。
挾間美帆さんからの学び
-ストリングスのアレンジに挑戦されるにあたって、挾間美帆さんのレッスンを受けたそうですが、受けることになったキッカケと、実際にレッスンを受けて、印象に残っているアドバイスやレッスン内容を教えてください
魅力的なバンドメンバーたち
-今回アルバムで共演している、それぞれのメンバーの演奏の魅力について教えてください
-今回のレコーディングにおいて、印象に残っている事、難しかった点など、なにかエピソードがあれば教えていただけませんでしょうか
「ビバップの可能性」
-アルバムの特に聴いてほしいポイントを教えてください
-最後に、このアルバムを聴くリスナーへのメッセージと、リリースツアーへの意気込みをお願い致します
森智大『Prana』リリースツアー情報
・5/30((木)),31(金) 札幌D-Bop(クインテット編成)
・6/1 (土)岡山SOHO(クインテット編成)
・6/2(日) 福岡Rooms
・6/3 (月)神戸100BAN Hall(クインテット編成)
・6/4 (火)東京WWW
『Prana』リリースInformation
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