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雇われていることのメリットデメリットを独立前にちゃんと知っておけたらよかったかもしれない。

僕は整体師として独立して、後悔は一切ありませんが、時と場合が違えば後悔することになったかもしれないなあ。と思います。

しっかりとメリットデメリットを理解しておくべきです。コロナで激動の時代となってしまった点も含めて、一度整理しておきましょう。

雇用されていることのメリットは3つです。1、お金 2、信用 3、思考停止でいい

デメリットも3つあげます。 1、カンスト 2、スキル 3、自由

です。詳しくいきます!まずはメリットから

メリット1、お金

メリットはまずなんといっても、月々きちんと支払われるお金です。ある程度の企業であれば、完全出来高と言うことはほとんどないでしょうし、勤務した時間に対して支払われることが多いのではないでしょうか。

かく言う僕も病院勤務時代は【何人治療して症状を改善した】ではなく【何時間働いた】でお給料が振り込まれます。いくら成果を出しても関係はありません。僕はそれが納得いかない部分がありましたが、今考えてみて見方を変えると、これはすごいことで幸せなことなのかもしれないと思います。

このコロナの時期で打撃を受けた経営者は数多く、悲しいことに比喩ではなく、死ぬしかない。という人もたくさんおられますが、従業員は給料が減ることはあっても、すぐに解雇にはなりにくいはずです。

これが独立して経営をするとなれば、当然収入は誰も保証してくれませんし、増やすも減らすも完全に自分次第です。今回のコロナのような不測の事態にも対応できなければ倒産しかありません。

ビジネスモデルがしっかりと確立されていないと、マジで夜も眠れないみたいなことになります。そんな不安がないと言うのは従業員でいることの大きなメリットです。

メリット2、信用

これは職場がある程度大きかったり、地域で流れていた場合だったりにもよりますが、その職場や社長の信用を使って、色々な人と繋がれたり、1人ではできないような仕事もできます。そこで結果を出していけば、世間にも認知されるようになると言う点で優れていますよね。

これは幻冬舎の箕輪さんとかがイメージしやすいでしょうか。【幻冬舎】や【見城徹さん】という影響力を上手く使い、今は幻冬舎の箕輪康介さんではなく、それ抜きで認知されるようになりましたよね。すごく上手だなと思います。当然ながら、自分自身の途轍もない努力が必要なことは言うまでもありませんが。

あとは大きな成長企業にいると成長する企業の習慣や風習みたいなものも学べるのでいい。と言う話はあります。元リクルート社員が独立して、なんかいいサービス作ってゴリゴリやってる。というのはよくある話です。しかしここでは少し文脈がずれるのでまたの機会に。

自分がいる会社がそのように『上手く使える会社か?』というのは考えてみたほうがいいかもしれません。

メリット3、思考停止でいい

雇われていることのなんといっても大きなメリットは、思考停止でいい。という点です。

思考停止って悪い意味で使われていることが多く、様々なインフルエンサーが思考停止の人の特徴や抜け出す方法などを発信していますが、思考停止でボーッと働いていても、お金がもらえるような仕組みって、やばくないですか?めっちゃすごいです。

それがいかに楽なことか。逆に自分の頭で考えて、どうなるかわからないことに踏み出して、上手くいったらまた新商品を出すために頭を使って、また市場でテストをして、販売して。めっちゃ大変ですよ。

そんなことをしなくても、一日上司から与えられた仕事だけをしておけば、多くの金額ではないでしょうが、毎月お給料がもらえますと。最高じゃないですか。

意識が高い人は(あ、ぼくは意識高い人馬鹿にしてません。むしろ大好きです。意識くらい高く持とうぜ!と思ってます)インフルエンサーに影響されて、どうしても思考停止は悪だ!みたいに考えがちですが、思考を働かせてテストして、行動することの大変さも同時に考えておくべきです。

まあ当然、それがハマった時の気持ち良さもすごいんですけども。

次にデメリットについてです。

デメリット1、カンスト

RPGのゲームをしたことはありますか?レベルが99、もしくは100になるとそれ以上は経験値をもらってもレベルアップしなくなりますよね。これがカンストです。

あなたの仕事は、カンストって早いですか?遅いですか?ということです。

ぼくは学生時代ココスというファミリーレストランでアルバイトをしていましたが、そこのバイトリーダーがなかなか高圧的な人でして、新人イビリがすごいのです。

でも普通のバイトでもバイトリーダーでもできることってそれほど大差はなく、ぼくでも入って2ヶ月もすればある程度同じように働けるようになります。時給も50円違う程度。5年くらい働いている人と、2ヶ月しか働いていないぼくの時給の差が50円な訳です。もう、カンストしているんですね。

ファミレスのバイトでなくても、他の仕事でもカンストしやすい仕事はたくさんあって、例えばゴミ収集車の作業員とかってどうでしょう。その仕事一筋30年の人と昨日入った新人、そんなに能力に違いってありますでしょうか?

決して、ファミレス店員や作業員さんを悪くいっているわけではなくて、構造として、カンストしやすい仕事ってあるよね。という話です。

逆に、プログラマーが今人気なのはカンストが遅いという点もあります。一番最初はHTMLやCSSから学び始めてレベル10くらいになれます。その後フロントやバックエンドもできるようになり、レベルがまた30くらい上がります。プロジェクトを管理できるようになり、最終的には独立して人を教える立場になることもできます。

カンストまでがかなり長いんですね。だから学び続けられて、努力できる人は、給料も上がりやすいという背景があるのではないでしょうか。

自分がやっている仕事はカンストしてるのか?という視点で見つめ直してみるといいのではないでしょうか。もしカンスト仕切っているなら、要注意です。

デメリット2、スキル

その職場で身についたスキルが他の世界でも生きるのか?という点も考えるべきです。

ずっと事務員でお金の計算などをエクセルに入力していくような仕事をしていたとしましょう。AIが導入されれば、早くに仕事を追われる職種です。AIはミスしないし、文句も言わないので。人が考える必要も余地もありません。

その仕事だけをずっとしていた場合、身についていたスキルは『黙々と数字を入力すること』になるので、もう少し抽象化したとしても『忍耐強さ』になります。

職場を首になった時に残っているのが『忍耐強さ』だとすると、再就職先はどこになるでしょう。また事務職を探しますか?無理です。その頃にはどの会社もAIを導入しているので、人の力は必要なくなります。人の力が必要で忍耐強くないとならないところだとすると、残るところって、労働環境が悪かったり、他の人が選ばないような場所になってしまうことは想像しやすいですよね。

それが広告代理店とかで働いているようなイケイケの人は違います。

市場、商品、顧客分析を繰り返し、広告をテストし、実際に販売する流れまでを毎日の仕事でスキルとして身につけているので、当然、自分で独立起業することは全然難しいことではありません。

これがスキルです。

今の仕事を続けていって、自分に身についていくスキルは何で、それをどう転用していければ独立した時に役に立つのかな?という視点で見ていくと今の仕事でいいのか。という漠然とした問いの答えになるのではないでしょうか。

デメリット3、自由

もしかすると一番イメージしやすいのがこの部分ではないでしょうか。自由がない。少なくともぼくはそう思っていました。

職場の人間関係も選べない。やりたい仕事も職場の方針によって許されない。労働時間も長くなるばかり。

雇われている以上仕方ありませんが、決定権が少ない会社がほとんどです。自分で選んで、仕事が大好きでたくさん働く、とかならいいですが、そうではないけれど、働かされている。という場合が多いのでは。

豊さ=選択肢の多さである

という言葉を聞いた時にぼくは雷で撃たれたようにハッとして、そこから仕事を辞めるまで、長くはかかりませんでした。

あなたの会社が、多くの選択肢を用意してくれていて、全力でサポートしてくれるなら、とてつもなく豊かですが、もしそうでないのであれば、今後のことをしっかりと考えてみるのがいいのではないでしょうか。

まとめ

ということで、雇われていることの幸せもたくさんあるよ。でもデメリットもあるから、あとは何を自分の『幸せの軸』として考えて行動するかだよね。ということです。

『幸せの軸』は、何を自分が大切にしていくかということにも近いですが、ここがわからぬまま独立してしまって、思っていた幸せとは違った。ということもよくあります。先に自分の中で見つけておけるといいです。Showroom前田さんのメモの魔力を読むと見つかるかもです。開業前に絶対読んでおきたい一冊ですね!

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めっちゃおすすめなのでぜひ!

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