「都心の電車」と「田舎の電車」情報量の違い
GWも残すは明日一日となりましたね。
個人的には普段とあまり変わらない日常ですが、
普段とは違う気付きなどもあります。
先日、実家に帰省した際に
久々に地元のローカル電車(●武線)に乗りましたが、
日頃、嫌でもさらされている情報量の大きな違いに
ふと気づきました。
何が違うかと言うと
車内の広告の「量」と「質」です。
気づいたきっかけは、
先日書いた「電車の中で頭や脳を鍛える方法「5選」」
https://ameblo.jp/rankin-123/entry-12372574497.html
を、まさに実践していた時でした。
◆都内の山手線、京浜東北線などは?
車内の広告スペースはほぼ埋め尽くされています。
イメージはこんな感じ。
そして、貼られている広告の種類としては、
・週刊誌 (これはよく見る)
・エステ、脱毛、美容外科などの美容系
・●●ザップ
・学習塾 (みすず学苑とかw)
・ベストセラー書籍
・人材派遣
…etc
などなど多種多様な広告、
そして、どちらかというと
「若者向けの広告」
が目立つように感じました。
そして、
“質”の面で感じたのが
「キャッチコピー」
がキレているということです。
つまり、
「うまい」「惹かれる」
ようなキャッチが多いということです。
もっと端的に言うと、
「広告に金がかかってんなぁ」と感じました。笑
◆それに対して、地元の「●武線」は?
車内の広告の埋まり具合は4割程度でスカスカです。
一見すると
JRの主要路線とあまり変わらないように見えますが、
乗ってみると実際には広告がかなりスカスカです。
(特に、網棚の上のスペースですね)
さらに、広告を出している企業の業種も
かなり異なります。
・週刊誌
・大学
・動物園
・冠婚葬祭
・不動産 (分譲マンション)
・宗教団体w
…etc
客層としては、都内JRと比べて
ファミリー、高齢者向けの広告が多くなります。
そして、一番大きく感じたのが
「広告のキャッチコピーにキレが無い」
ということでした。
キレが無いというとちょっと語弊があるかもしれませんが、
刺激的なキャッチをあまり使っておらずに
無難なワードが並んでいます。
あとは、
「あまりお金がかかっていなさそう」
というのも正直感じます。笑
まあ、これに関しては
利用者数が大きく異なるので
広告枠の価格にも大きな違いがあります。
◆ところで、電車の広告っていくら?
首都圏の主要鉄道の
広告価格がまとまっているサイトがありました。
http://www.oricom.co.jp/special/ryokin/index.html
株式会社オリコムサイトから転載
これによると、
「B3サイズ」「中づり広告」「7日間」の条件で比較すると、
・山手線:8,000,000万円
・●武線: 400,000万円
なんと「20倍!」の違い。
これは広告にかけるお金も変わってきますよね。笑
恐らく、都内の主要路線の広告は
大手広告代理店などが入っていますが、
地方のローカル路線
(と言っても、一部区間都内乗り入れもあり)
では、そんなお金をかけずに作っているので
質もそこそこ(イマイチ)ということですね。
その分、地方のローカル路線では
のどかな風景が楽しめますので、
広告よりも景色を楽しむようにしましょう。
ということで、
車内の情報量の違い一つとっても
路線により大きな違いがあります。
そして、情報の質も大きく異なります。
日常の中には購買行動を促すために
様々な仕掛けがなされていますので、
日々、そういった中で気づきを考えてみるのも
マーケティング観点で非常にたくさんの学びがあるものです!