我慢は、美徳なんかじゃない。
「有言実行」「不言実行」という言葉がある。
有言実行は、自分が何をしようとしているのかを口に出してそれを実行する事。
不言実行は、あれこれ口に出さずに実行する事。
違いは実行の前に「発言」があるか否かだ。
僕は、有言実行タイプだ。
昔から親や先生に良く言われた「いいから黙ってやりなさい」という言葉。
あれがすごく嫌いだった。
我が国日本では、「我慢」が美徳とされる風潮がある。
本当は苦しいのに何も言わず、黙々と努力をする事こそが尊いとされるような風潮がある。
僕は、これに疑問を持つ。
我慢は、本当に美徳だろうか。
厚生労働省の統計によると、2016年の自殺者数は「21,897人」であった。
1日60人近くが自殺している計算になる。
もう一度考えてみよう。
我慢は、本当に美徳だろうか。
僕はそうは思わない。
「いいから黙ってやりなさい」も「いいから我慢しなさい」も親や先生の説明不足だ。
なぜ黙ってやらなければならないのか。
物事は楽しくやった方がいいのではないのか。
なぜ我慢しなければならないのか。
飽きたらやめればいいのではないのか。
そう考えた時、僕ば不言実行を肯定できない。
我慢をして苦しくなるぐらいなら、どんどんSOSを出せばいい。
そう、僕は次に何をしようとしていて、どこでつまずいていて、どうやって解決しようとしているのかをオープンにしたいのだ。
過程が分かると、そこにはストーリーが生まれる。
「ここでつまずいていて、なんか苦しんでる」という事が分かるからこそ、助けてくれる人もいる。
自分だけの世界で黙々とやっていては、状況が何も分からない。
先日、僕が「あー、もっと面白いアプリにしたいなぁ」とつぶやくと、すぐさま長女に言われた。
「何でわざわざ“したい”なんて言うの? したいならすればいいじゃん」
セリフとしてはカッコいい。
「あれこれ思い悩む時間があるなら行動に移せばいい」というのは、それもまた1つの真理だ。
その反面、僕はこうも思うのだ。
「言わずにやるよりは、言ってからやった方がいい」
僕はいつも夢や目標を宣言する事にしている。
世界に影響を与えるアプリ開発者になる。
ハヤえもんを100万人に届けたい。
音楽を、もっと楽しくしたい。
全て宣言だ。
宣言があると、そこにはストーリーが生まれる。
個人としてこだわり抜いてやっていく芸術的なものは、ノイズを入れない為に1人で黙々とやった方がいいのかもしれない。
だが、アプリ開発は違う。
アプリ開発はユーザーありきだ。
ユーザーがどこで困るのか、どうしたら喜ぶのかという徹底的な他者目線が求められる。
黙々とやっている場合ではない。
ユーザーとどんどん対話し、フィードバックをもらいながら、良くしていく事が求められる。
これからも僕は、夢や目標を宣言する。
何の為に、何をしているのかを、オープンにしていく。
我慢は、美徳なんかじゃない。僕はそう思う。
≪今日のまとめ≫
・「いいから黙ってやりなさい」も「いいから我慢しなさい」も親や先生の説明不足だ。
・我慢をして苦しくなるぐらいなら、どんどんSOSを出せばいい。
・過程が分かると、そこにはストーリーが生まれる。
・我慢は、美徳なんかじゃない。
〜ここからの内容は有料ですが、編集後記のみです。ここまでの内容に共感頂けた場合や、「編集後記を読みたい!」という場合、また「ハヤえもんの開発を応援したい!」なんて場合に購入頂けたら嬉しいです〜
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