1万7000回の「こんにちは」を言い続けてきた
自分のアレやコレやを数字に置き換えてみようと思い立って、とりあえずやってみたのが、在宅訪問の回数でした。
1万7000回(4年間)
おいおいマジかよ
なんか笑えてきたぞ(笑)
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いつもありがとうございます!
山口竜太です。
薬剤師、ノンテクエヴァンジェリスト、イベンター、一児のパパなどしてます。
肩書きはメディカルアーティストです。
唯一無二の肩書きで、世界を変えたいとか言っています。
在宅訪問とは
私は薬局の薬剤師として、在宅医療に従事しています。
患者さんのところへ赴き、話しを聞いて、さらには血圧測定、心音、肺音の確認をして、薬の評価をしています。
生活面、医療面、介護面からみて、さらにはその方の希望と意思をもとに、薬がいるのかどうかを判断して、医師や看護師などとチームで活動しています。
1万7000回
この数字を見て思ったのは2つ
「おいおいマジかよ」
「こんなにも『こんにちは』って言ってたのか」
1つ目は普通に驚きで、自分でもこんなに行ってるとは思わなかった。
2つ目は、いつも必ず意識をしていることで、挨拶がある。
在宅医療では、患者さんの生活に入り込む。
いくら医療とはいえ、他人の生活に入り込むのだから、そこには礼儀が必要。
だから「こんにちは」と、挨拶は心がけてきた。
それを言い続けてきた4年間。
数字に表すと、なんかすげーなーって思った。
こんなことになるとは思っていなかった
2016年、新卒入社した現職。
7月から50人ほどの在宅患者を担当することになった。
最初はほんとてんてこ舞いで、仕事に追われる日々。
失敗して怒られて。
10月11月頃には、「この道は間違ったかもしれない」と、自分には合ってないと思う日々だった。
2年目になる頃には、なんとか様になってきて、担当も少し増えてきて、後輩も指導できるようになった。
3年目には管理者となり、店全体を見る様になり、会社のことも考えるようになった。
4年目は管理者としての精度を高めながら、会社の未来を作るために採用チームにも従事した。
気が付いたら5年目。
ふと振り返ると1万7000回の挨拶がそこにあった。
1年目の7月。
あのてんてこ舞いの日々に、こんな数字は何も見ていなかった。見れなかった。
ただただ、毎日目の前の患者さんに全力で向き合い、「こんにちは」を言い続けた。
今私は、人生の1つの岐路に立っている。
これから自分が歩む道を見定める日々。
不安がないと言えば嘘になる。
だけど、今改めて自分の軌跡をみて思う。
何も一歩でここに来たわけじゃない。
てんてこ舞いの日々を、その一日一日があったからなんだと。
だから、なんか知らんけど多分これからも大丈夫。
同じように歩けばいい。
走る必要はない。
歩けばいい。
なんか、過去の自分に励まされた。
そして、1万7000回の「こんにちは」に「こんにちは」と返してくれた患者さんに感謝しよう。
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