まともじゃないのは君も一緒
春になり新年度が始まりましたね。
そんな4月に最初に見た映画は成田凌主演の「まともじゃないのは君も一緒」
タイトルを見たときからずっと気になっていたし、あの全日本イケメン代表の成田凌が僕みたいな拗らせ理系男子をどのように演じるのかが興味あって、週末にようやく鑑賞へ。
HPに載ってるあらすじは長かったので、YouTubeの予告貼っときます。
要約すると、
"普通の結婚"を夢見るも、そもそも普通が分からない大野(外見は良いけれど、数学一筋の予備校講師)が香住(自分は恋愛上級者だと思っているけど、実は“恋愛経験ゼロ”の教え子)から恋愛指導をしてもらうことになり…
っていう話。
映画を見る前は、「この大野をブサイクにしたら僕っぽいな〜〜」って思いながら観に行くと、案の定自分みたいなところはあったけど、でも意外と香住にも似ているところがあった。
予告にもあるけど、喫茶店で大野が香住に、
「君はそういう世の中を斜めに見るようなところがあるから恋人ができないんじゃないかな。」
って諭すシーンは僕も香住同様グサッと刺さった。しかもかなり深くね。
そんな登場人物らにシンパシーを感じる僕だが、そんな自分も趣向性や思考性なんかは人とずれているっていう実感はあるし、他人にもよく指摘される。
変わり者らしいし、それも実感ある。
僕は他人とは違うものをよく好きになるらしい。
見ている点や気になる点も人とはちょっとずれてる気がする。
人よりもこだわりも強い。
自身の哲学に沿わないことは気に入らない。
それにさっき言ったようにかなり世の中を斜めに見ている節もある。
僕って普通じゃないかもしれない。
でも全然気にならない。
普通じゃなくていいから、僕は魅力的な人でありたい。
この映画の大野と香住は、側から見たら良くないところもあるし、彼は普通じゃないかもしれない。
しかし、それを踏まえても彼は素敵だ。
普通であるために、自分を偽るのは自身の魅力を魅力を失くす行為であり、
普通であることと、人として魅力的であることは何も因果関係がないと僕は思っている。
大野と香住は普通であるように見せるために自身を偽ろうとしていたが、劇中で見せる彼らの素の姿の方がよっぽど魅力的だ。
僕も変わり者かもしれないが、僕の周りの人たちも変な人が多い。
彼らが普通でありたいと思っているかは知らないけど、きっとそんな人たちに囲まれているから、僕は自己愛を貫けている。
この映画のテーマに関してすでに僕の中では答えが出ていたので、ある意味答え合わせのような鑑賞だったが、見終わったあとは改めて自己肯定ができた。
もちろんラブコメ要素も楽しめるし、気持ち悪い成田凌が最高だ。
でも最高なのはカラオケでPUFFYを歌う清原果耶。
女の子がカラオケでPUFFY歌ったら男は惚れます。
最近は面白い邦画が多いね。見たいものがたくさん。
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