友達と山に登った話
中学〜高校〜大学まで同じだった友達がいる。
でも中高一貫だったのと、閉鎖的で有名な愛知県出身で地元の大学に進学したので、別に大した話じゃないと思う。
7人くらい同じ大学に進学した子がいる。
そのうちの2人は友達。あとはまあ同級生って感じ。
なんかあるよね、こういう感じ。
3人でたまに遊んでたけど、大学生のある時からグッと仲が良くなった気がする。
きっかけは全然覚えてない。
よく飲みに行って他愛もない話をし、互いに悪口を言い合う。
多分20個くらい悪口を言える。
言わないけど、良いところも同じ数くらい言えるかも。
3人とも登山が好きだ。やんわりと。
でも別に3人で一緒に始めたわけじゃないんだよね。
3人とも各々のきっかけで好きになり、どこかのタイミングでそれを知り、今度山に行こうとなった。
初めて実現したのが去年の秋で、今年のお盆休みに2回目が実現した。
別に山に登ってるからといって深い話をするわけでもないし、相変わらず他愛もない話をするだけなんだけど。
僕ともう1人がよくふざけて、残りの1人がそれを見て笑う構図。
身近な人と好きなことを共有できるのってすごく嬉しいよね。
僕はわりとニッチな物事が好きだから、
それらを共有できなくて寂しく思うこともよくある。
今はその気になればSNSとかで趣味が近い人と仲良くなれる時代だし、それがきっかけで仲良くなった人もいる。
でも昔から仲良かった子らと改めて共有できることが増えるのってなんだかすごく新鮮だなと思う。
そして次も会える確率が増えると思う。
次は〜〜山に登ろうねって約束ができるから。
その次はテント泊に挑戦しようとか。
歳を重ねて、次も会える確率が下がっていくのを少し感じる。
みんなライフステージが変わりつつある。
だから少しずつ物理的にも心理的にも疎遠を感じつつある。
そんな人たちと会う理由を作るのって難しい。
会いたいだけで誘えたら困らないのになーってたまに思う。
くるりの歌を思い出した。ワンダーフォーゲル。
あぁ、確かにこの曲は登山の曲だ。腑に落ちた。
結局何が言いたいかっていうとさ、友達の数は少なくていいから、そいつらをちゃんと僕なりの方法で大事にしろよっていう話と、くるりの曲はいつだって僕らに寄り添ってくれるって言いたいわけ。
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