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歳を重ねた話と最近観た映画の話

6月に26歳になった。

26歳。アラサー近づいた感があり、インパクトがでかいなと思う。
特にこれといったイベントもないんだけど、なんとなく思ってることをツラツラ書いてみる。

時々、僕のファンみたいな人がいる。
ファンっていうとだいぶ大袈裟だし、まるで適切ではないんだけど。
ちなみに、古参みたいな人もいる。

彼ら彼女らは、僕を好いてくれて、
調子に乗って、口に出さない方が良いことを喋って反省することも多々あるんだけどね。

まあそれでも何故か、僕のことをぼちぼち好いてくれているのはすごく嬉しいね。ありがたい。
僕もそんな彼ら彼女らが好きだなって思う。
そんな人たちのためにめげずに生きていこうと思える。

もしかしたら本当は全然そんなことないかもしれないけど。もしそうなら、ちょっと落ち込むかも。

なんとなく、映画の話をしようと思う。

社会人になって映画を観る量が減った。
半減くらい。

フレックス勤務の制度があるので、特別規則的な生活を送っているわけではないのだけれど、リズムが大きく崩れるのが怖い。

なので、平日の夜に映画を観るのは少し勇気がいる。短時間なやつなら見やすいんだけど。
というか睡眠不足だと仕事中めちゃ調子悪い。

他には仕事中、PCの画面ばかり見ていると目が疲れるから映画を観るのが少し億劫なのかもしれない。
スマホはついつい観ちゃうのになー。

あとは単純に残業とかで帰宅が遅くなってヘトヘトだったりする。

なので今年の週末は沢山映画館に行った。
寂しい人間かもしれない。

近所の映画館。地元の映画館。
ちょっと遠くの映画館。

あとは旅先の映画館。
これはすごい良い経験だった。
なんだかその街の住人になれたみたいだった。

色々なところで観た。
おかげでなかなかその映画館の会員みたいになりにくくて困っちゃうんだけど。

最近、ちょっとしたことでよく落ち込む。
幾つになっても悩みは尽きないし、解決しても新しいのが出てくるし、昔から消えないやつもいる。

頑張って対峙しようとするんだけど、
これがまた上手くいかない。
僕だけじゃなくてみんながそうだといいんだけど。

まあでも悩みがない人ってなんだか鼻につくから、少しくらいあってもいいかもしれない。

映画館に行くと2時間だけ嫌なことを忘れられたり、同じように悩んでる人に出会えて元気をもらえたりする。
逃げ場みたいなものだと思う。

この前三連休があってたくさん映画を観た。
今年は遅めの梅雨で天気もイマイチだったし、名古屋に帰ってた。
映画館は涼しくて良かったよ。

久々に観たのは、街の上で。

あまり上手く言えないんだけど、今泉監督の映画に出てくる人らってすごい魅力的なんだ。
ちょっとダメな感じの人が多いんだけど、人間っぽくて好きだな〜って思う。

この映画って無駄が多いと思う。
あまり本筋とは関係ないような会話とか描写とか。
少し遠回りで話が進むので、それが苦手な人はいるかも。

でも僕は心地良くてずっと観てられて、
今泉監督が撮る誰かの日常は、観てるみんなの日常や生き方を肯定してくれる気がする。
そんな映画。

最近ちょっと話題な、ルックバックも観た。

ミュージシャンとか、映画監督とか、小説家とか、写真家とか、そういったアートに関する職業って憧れる。
でもそういう職業の大半の時間ってものすごく泥臭いと思ってるし、止まることを許されない気がする。これはこれで過酷な仕事だ。

主人公の藤野には描くしかないんだと思う。
描くことを辞めたくなったとき、支えてくれたのは京本だったわけなんだけど、
何かそういう支えになる存在がある人は強いなと最近よく思う。

その支えは別に人じゃなくて、モノやコトなのかもしれないけど。

生業になるような物事を見つけられているか、そしてそれを続けられなくなりそうなときに支えてくれるものは僕にはあるんだろうか、、
と、色々考えていた。

冒頭のファンに戻るけど、その子らはある意味そうなのかもしれない。
たまに思い出したり、たまに会う約束なんかをするとすごく楽しみになる。
それってなんだかすごくいいよね。

なんかキモいなと書いてて思ってきたけど、直すことはせずデジタルタトゥーとして置いておく。

最後にこの映画。ホールドオーバーズ。

現在傷ついてる人、これから傷つく人、過去に傷ついた人、で過ごすクリスマスの話。

大人になるとみんなそれ相応に傷を治したり隠すのが上手くなる。
でも僕みたいに下手くそだと、傷の治りが悪くて性根からひん曲がったやつになる。

僕の友達も両親も上司も、過去には色々あっただろうし、絆創膏まみれかもしれない。
でもそれって中々見れないし、対話をしないと中々理解できない。

去年見たアフターサンもそんな映画だった。
昔は完璧に見えた大人たちも苦悩ばかりなんだよな。
働き出すとより一層思う。

夏の映画だから、夏のうちにまた見返したいな。

相手を知るのも大変だけど、自分を知ってもらうのってすごく難しいなと思う。
ただ不器用なりに歩み寄ろうとし続けることは大事だなと映画を観て改めて思う。
ついつい、諦めたり、放棄したり、すぐに分かった気になってしまいがちだから。

まあなんとなく、最近観た映画のことと、思った雑感をまとめてみた。

たまに何のために映画を観るんだろうって疑問に思う。何だかやけに深遠だ。
観ることで何か得れているものがあるのか、それが実生活に活きているのかって考える。

でも結局いつも、まあなんでもいいやで考えるのをやめる。
くるりの岸田さんがハイウェイの中で、旅に出る理由なんて何一ついらない、って歌ってるのと一緒。

それじゃあまた今度👋

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