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決勝

今日は「スポーツ観戦記」について書いてみようと思います。

EURO2020もいよいよ準決勝まで日程が進み、                  スペイン vsイタリア とデンマーク vs イングランドになりました。

そこで前回大会決勝を振り返ってみようと思います。                          当時、自分は学生であって、2016大会は地上波でも何試合か中継してくれていたので早朝録画して、通学までにデバイスに転送して、電車の中で見る。   こんな生活をしていました。                                      何故か中継してくれるチームはポルトガルが多かったです(笑)                   

試合前の感覚として                                      当時のフランスは開催国だし、タレントも多くて、準決勝では2014W杯王者ドイツを破ったり、とにかく勢いがあって強いイメージ。                 対するポルトガルに関しては、もちろん強いけど、トーナメント運がすごかったイメージ。                                           だから自分は前評価として、前回大会決勝(イタリア対スペイン)みたいに試合が壊れないかとか思っていました。

決勝戦の各チームのスターティングメンバー 

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2016大会中、ポルトガルはGK ルイパトリシオ選手が今回とにかく当たっていた。Cロナウド選手は大エース。ペペ選手もクリーンな守備でラインを統率。要所にベテランで且つタレントがいた。                          対するフランスはもうスター軍団。いまだに名前が残る選手ばかり。                                          

そしていよいよキックオフ!!                                     休日だった自分は早起きしてTV画面の前に張り付いた。

試合開始4分、いきなりチャンスを作ったのはポルトガル。                       ロングフィードに反応したナニ選手が試合のファーストシュートを記録                 前評価ではフランス優勢と思っていたので、面白い幕開けだった。                                         しかし、その後はフランスが攻めた。スター軍団が攻めまくった。             ポルトガルはルイパトリシオ選手やペペ選手が中心となり守っていた。                 

そんな中、1つのハイライトが起こる。                                前半8分、ロナウド選手がタックルを受け負傷。狂いだす歯車。                  その後、何度か簡易的な治療を行うが。。。前半24分に限界となった。                  今大会中に幾度とピンチを救ってきた大エースの早すぎる交代だった。

しかし、前半のその後はトラジションゲームから移行し、ペースが落ち着いた。察するにフランスの過剰攻撃によるスタミナ消費防止、エース交代によるポルトガルの統一意識がさらに深まったためでは?と考えてみる。                                               

そのままスコアは動かず、前半は0-0のまま折り返す。

後半が始まった。                                        フランスが攻める、ポルトガルが守る構図は変わらなかった。                後半開始10分過ぎにフランスはパイエ選手をコマン選手に交代した。                   この時間でのスピードスターは厄介だと思う。                                                         デシャン監督の采配は見事だった。その後はコマン選手が幾度もチャンスを作った。そのうちスコアが動くだろうと思えるほど、チャンスがあった。

それでも、ポルトガルの守備は堅かった。とにかく守った。                     

試合は流れ、後半30分過ぎにポルトガルはレナトサンチェス選手からエデン選手に交代した。                                         レナトサンチェス選手は若く、大会中、ほとんど試合に出ていて、さらにファイナルゲームにも採用されるのだから、そうとうなポテンシャルだと思う。

選手交代はあったが主導権は相変わらずフランスが握っていた。              だがしかし、ポルトガルの守備は洗練されていた。           想像できないほどのストレスがかかっていたと思うが、集中力を保っていた。

攻めるフランス、守るポルトガルの構図は変わらなかったが後半もドロー。                 延長戦に突入した。

延長開始前、大エースロナウド選手がベンチに戻ってきた。            そして、チームメイトへ激励をしていた。

プレゼンテーション1

エースの帰還により、集中力を保って守備をしていたチームが、攻撃にも転じるようになってきた。そのため、徐々にフランスペースが崩れていった。    

しかし、延長前半ではスコアはまたも動かず。                             反対にフランスの選手たちは攻めている、ペースを握っているのに点が入らない、自国開催などの要因でかなりのストレスやプレッシャーがあったと思う。

延長後半開始後もポルトガルの勢いは更に増してきた。                      開始後すぐに良い位置でのフリーキックを得るとラファエル選手のポスト直撃のおしいシュートがあった。

そして、

その後まもなく、

試合が動いた。

後半に途中出場したエデン選手がゴールよりゴール左側へのコースを狙ったミドルシュートが放たれた。                                  ボールはセーブへ向かうGKロリス選手を通り越し、ゴールへ収まった。

見返しても、ロリス選手のポジショニングはおかしくなかったと思う。              あの状況でゴロの不規則なバウンドのシュート、空気、芝のコンディション。全てがポルトガルに味方した瞬間だと思った。

こうなれば残りの時間は容易に想像できる。                          今までかなりのチャンスを作ってきたフランスの猛攻撃だ。                         ポルトガルは一瞬でも気を緩めれば試合は簡単にひっくり返る。                   

それを分かっていたのがやはりベテラン、ペペ選手。                          危険察知し、クリーンな守備をこの時間でも行っていた。                       集中力がかなり研ぎ澄まされた。周りの選手にも伝染してチーム全体が一体となって猛攻を防いだ。

大エースロナウドはベンチで試合を見守っていたが、いてもたってもいられず、ついにピッチサイドへ移動した。

監督2枚看板である。

プレゼンテーション1

写真はラファエル選手に指示?ゲキ?を出すロナウド選手。                         もちろん隣にはサンチェス監督がいます。

そんなこともあり、試合は流れ、試合終了のホイッスル。

1-0でポルトガルの勝利となった                                 前評価ではフランスが勝つと思っていた試合だが、結果をみたらポルトガルの大善戦。そして勝利。

サッカーだけでなくほかのスポーツでもこういう事はよくある。                  プロのような極限では                             数字では表せない領域がある。                       だからこそ、スポーツは楽しいと思う。

今大会も残り試合がわずかとなったし、                              地上波では流れないのがさみしいが、                             EURO2020 残り試合、楽しみです。

#スポーツ観戦記

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