随伴症状(腹痛)No.4

嘔気・嘔吐
下痢
便秘など

嘔吐がある🟰胃腸炎ではなく
強い痛みに対して、自律神経症状「嘔吐」「血圧低下」が見られる。

発熱
発疹
感冒症状
胸背部痛
女性であれば、おりものが増えたり変化がないか?
子宮外妊娠など情報収集が大切。

次に大切なのが、時間経過
波があるのか?
ずっと同じ痛み?
1日に何回痛みが発生するのか?
横軸(時間、日数)・縦軸(強さ)を聴取

波がある場合は、便の働き腸の働きの可能性がある。
胆石発作も強弱を繰り返す
これに対して、炎症(膵炎、虫垂炎、皮下膿瘍)は持続的な痛み。

健康な人の場合、膵液に含まれるたんぱく質の消化酵素であるトリプシンは、すい臓内にあるうちは消化能力をもちません。これは、たんぱく質でできているすい臓を溶かさないようにするためで、十二指腸に流れ込んではじめて胃液や腸液と混じりあうことで活性化され、消化能力を発揮します。 ところが、大量の飲酒などが原因ですい臓の機能が低下したり、膵管が塞がって膵液の流れが滞ると、行き場を失った膵液は膵管内にどんどんたまっていきます。やがて膵管のすき間から膵液がもれ出すと、活性化した消化酵素がすい臓の組織を消化しはじめます。

急性膵炎の初発症状は、腹痛が最も多く、次いで嘔吐、発熱、背部痛。従来から、急性膵炎の患者さんの90%以上が腹痛を訴えると報告されており、最も特徴的な臨床症状は、立っていられないほどの胃やおへその上あたりの激しい痛みです。

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