言葉の用い方
言葉にも好き嫌いがある。
ずっと感じていた事を少し文章として整理したい。
そう思ったので、
拙い言葉ですが、書き綴ってみたいと思う。
先述したように、
言葉にも好き嫌いがある。
私の好きのど真ん中は、
米澤穂信さん。
容易には用いることが出来ないような、
上品なのか、渋いのか、はたまた
おじさんくさいのか、
なんとも言えないが、
凄く魅力的な言葉を用いているような気がする。
私もそういう言葉を、と何度思ったことか。
しかし、どうにも難しい。
米澤穂信さんが用いる言葉には、
どっしりとした彼の背景が伴っている気がするから。
私では、言葉に振り回されそうで、
ちょっと手出ししづらい。
逆に、嫌いな言葉には、
「ヤバい」がある。
これは私もよく無意識で使ってしまう。
ちょっと使わないように頑張ってみてはいるが、
やはり、使い勝手が良すぎる。
会話のスピードが早い現代では、特に。
この言葉には、背景が伴っておらずとも
誰しもが使って、変だとは感じない。
しかし、魅力的かと言われれば、
私は魅力的だとは感じない。
でも、使ってしまう。
だからこそ、嫌い。
言葉に振り回されているから。
要は、言葉に振り回されず、
言葉を上手に用いることが出来るかどうか。
言葉を必要とするために用いるのか、
それとも、ただ利用するために使うのか、
この使うと用いるの違いが、
言葉を魅力的なものにしているのかな、と思う。
(ここは個人の解釈なので、
違うと思う人はそれはそれとして、
放っておいて欲しい。)
好き嫌いの通りには常用する言葉を選べないが、
それでも、
だからこそ、私は、
私自身の感じる言葉の用い方をいつか、
体現出来たらいいなと思う。
つまらない自分語りでも、
ここまで読んでいただき、大変嬉しく思います。
ありがとうございました。