海外に出るときに、カッコいい理由は必要なのか?
海外挑戦、転職、人生で大きな決断をする際に、周囲に誇れるような格好いい理由は果たして必要なのだろうか?
いくらグローバル化という言葉が当たり前になった今の世の中でも、僕ら島国育ちの日本人からしたら、「海外挑戦」「海外移住」なんて言葉は、格好良くて、ハードルの高いもののように思ってしまいがち。
僕自身も、
・日本→アジア
・駐在員→リージョナル採用
・大企業→ベンチャー
と、少なからず20代の自分にとっては大きな決断をしてきたわけだが、そこに立派な理由があったかというと、全くそんなことはない。
秀でた能力や結果で華麗なキャリアアップをしたわけでも、起業家のように確固たる大志を持って決断したわけでもない。
そんな何者でもなかった僕だけど、海外挑戦したことに対し、後悔したことは一度もない。その理由は何かと考えてみたときに、
”腹落ち感”
という言葉がしっくりきている。
では、腹落ち感って具体的にどういうことなのか?
まぁ簡単に言えばこういうことです。↓
「他人の評価軸を一旦脇に置いといて、自分がどうしたいのかについて、徹底的に向き合い、納得すること」
まぁそりゃそうですよね。でも、
”他人の評価軸を一旦置いといて”
これが、特に僕ら日本人にはなかなか簡単にできない。
もちろん、腹の底から納得することって、一朝一夕にできる簡単なことではない。
意識的に自分と向き合い、時にそれを誰かにアウトプットし、整理し、更にブラッシュアップをし、って過程は必要なのだけど(このプロセスの話は長くなるのでまた別途)。
言いたいのは、
・他人に語れる格好いい理由がなくても、
・今の決断が先にどう繋がるか想像できなくても、
・今ある選択肢の中で考え抜いた結果、「これが自分の生き様だ」と自分で思えていること
少なくとも上記のことが満たされていれば、後からそれを格好よくすることはいくらでもできると思うんです。決断を先延ばしにしたり、違和感を抱えたまま生きていたら、いつまでもそのストーリーは作れない。
では、
・納得感、腹落ち感ってどうやって測るのか
・それがどの程度あれば、決断するタイミングと言えるのか
この辺りの具体的な話は、続きのnoteにて書きたいと思います。