26歳最後の夜
今日は26歳最後の夜だ。一番大きな出来事はやはり独立をしたこと。
自分の力のなさを知った1年で、人に恵まれていることを知った1年だった。
26歳を終わりに迎える最後の夜。少しだけ26歳を振り返ろうと思う。
黒門カルチャーファクトリーを盛り上げるために奮起した
僕が26歳になって一番最初に注力したことは、黒門カルチャーファクトリーを盛り上げることだった。
大阪の日本橋にイベントとBARを併設したスペース。アートと教育。その2つを交えた場所であり、僕は黒門カルチャーファクトリーで、大きなことを成し遂げるはずだった。
イベントを埋めるのに必死で、店の営業終わりに色んな所に顔を出して、イベントで使ってもらえるよう営業した。色んな人と出会う中で、「良い場所だね」って言ってもらえる反面、その場所の良さを活かせていない自分が嫌で仕方なかった。
コワーキングスペースとして活用してみたり、1日店長企画をやってみたり、月一企画をイベント利用者さんにしてもらったりなんかもした。最初はうまく回っていたんだと思う。最初の頃はボーナス期間みたいなもので、イベントを10本以上埋めることができていた。
ボーナス期間は長くは続かない。イベントは営業し続けなければ埋めることができない。告知の仕方やSNSの使い方、あらゆる方法で集客しようと躍起になっていた。
継続イベントもいくつかあったが、増やせず体力を消耗するだけで、徐々にイベントの数も減っていった。そのため売り上げも徐々に減っていった。
場所を運営すると、場所に縛られるというカルマを背負うことになる。僕は1つの場所に居続けることが苦手だった。「一刻も早く解放されたい」という気持ちでいっぱいで、収益化を早くして、バイトを雇い、自分が居なくても回る仕組みを整えようと考えたのだ。
でも結局は計画倒れで、実現することはなく、自分の実力不足をただただ痛感した。うまくいくと思っていたことがうまくいかなくて、途方に暮れ、自分はほんとうに無力なんだなって。自暴自棄にも似たそんな数ヶ月を過ごした。
運営メンバーは多種多様な方ばかりで、僕が一番経験がない中、協力してくれようとしてくれていた。それなのに僕は頼ることができず、勝手に潰れていった。
経営がうまくいかず、運営するだけで精一杯。そんな状況が続き、僕は運営から身を引くようになった。1人でできることの限界を知った。頼ることの大切さを知った。
遊びに来てくれていたお客さんは素敵な人ばかりで、何にも説明もせず、僕は消えてしまったから、申し訳なさばかりが今も頭を過ぎる。
僕は1人では何にもできなかった。1人でなんでもできるわけなんてない。でも当時の自分は、自分で解決しなきゃならないという呪縛に捕らわれていたのだ。
できないなんて当たり前のこと。少し考えれば分かることなのに、当時は必死で、そんなことすら分からないぐらいには何にも見えちゃいなかった。
僕を支えてくれたのは仲間だった
僕は不思議なことに人には恵まれていた。占いで最初に言われたことが「人に恵まれてる」だったので、僕はこればかりはうんと言わざる得なかった。
失敗続きの僕を励ましてくれたのは、彼女や友達、先輩だった。彼らがいなければ、おそらく僕は今頃家で引きこもりになっていたに違いない。自分の味方でいてくれる人がいる。これほど幸せなことはない。
僕は人に恵まれている。それだけは確信を持って言うことができる。
黒門カルチャーファクトリーを離れてからは、フリーランス仲間と一緒にいることが多くなった。良い意味で適当で、依存し合わない関係性が心地良かった。一緒に作業したり、しょうもない話で延々と笑いあった夜もあったし、真剣な眼差しで仕事について語りあったこともあった。
僕を一番近くで支えてくれていたのは間違いなく彼女だった。僕には8年ほど付き合っている彼女がいる。いつも彼女が僕の愚痴を黙って聞いてくれていた。彼女なしじゃ僕は何にもできない。
救われてた。僕は1人じゃなかった。ずっと側で支えられてた。そんなことに気づけずにいた僕は間抜けでしかなかった。大馬鹿ものでしかないよな。
僕の味方でいてくれた人たちみんなに「ありがとう」と「ごめんな」の両方を言わなければならない。彼らが困った時は、僕も全力で支えたいと思っている。てか支える。お世話になったから僕もその恩を必ず返したい。
ライターとして生きていく
僕にはブログ収益があった。ブログ収益に依存するあまり怠惰な生活を送ってしまった。このままじゃまずいと気づいた僕は、自分のスキルがどこまで通用するか試したくなった。
そこで目をつけたのが文章だった。2年ほどブログで文章を書いていたから、自分の文章がどこまで通用するかを知りたくなった。
そして、ライターとして生きることを決意。正直なところ怒られたりうまくいかないことの方が多い。今も常にパンクしかけだし、泣いてしまったこともある。
でもどれだけ失敗しようが、罵声を浴びせられようが、死ぬこと以外はかすり傷なのだ。失敗から学び、きちんとうまくいくように持っていく。
1つだけ決めていることがある。それは30歳までに結果を残せなかったら、文章を書いて生計を立てることをやめる。趣味で書くことをするかもしれないが、文章だけで生きていくことはやめる。
覚悟を持って文章を向き合っていく。
26歳最後の夜に自分の1年を振り返ってみた。どうやら文章は切っても切っても切り離せないようだ。
26歳を振り返ってみるといろんなことがあったな。
27歳はどんな1年になるんだろうか。ワクワクしているし、楽しんでみせる自信が僕にはある。
27歳になってもポンコツな僕をよろしくお願い致します。
迷惑掛けたらその時は叱ってやってください。よろしくね。
よし、明日は27歳の抱負的な奴を書くことにした。
精一杯生きるぞ!
それではみなさん良い夜を。
ありがとうございます٩( 'ω' )و活動資金に充てさせて頂きます!あなたに良いことがありますように!