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「楽しいことない?」はきっと自分の可能性を殺している

ついに夏がきた。今まさに夏が始まったばかりで、まだ海開きさえも始まっていない。これから夏本番に向けて、ジメジメした天候やセミの鳴き声が僕らに襲いかかることになるだろう。

梅雨のせいで雨が続く。恵みの雨かはたまた鬱陶しい雨か。正直な話そんなものはどちらでもかまわない。

梅雨は天気予報がまるであてにならないから嫌になる。天候に左右されるのもめんどうで、その様はまるで人間のテンションの浮き沈みを見ているみたい。僕も最近はテンションの浮き沈みが激しいから全部梅雨のせいにしている。梅雨のせいにして辛いことや悲しいことを雨に流す。

でも自分のテンションの浮き沈みを繰り返す樣を見ては、喝を入れてもらいたくなる時もある。

でも喝を入れられたら、おそらくどんどん沈んでいっちゃう。「どっちなんだよ!」って自分でツッコミを入れたくなるぐらいには、めんどくさい。

雨といえば洗濯物が溜まってしまうのが難点。梅雨は天気予報が雨の場合が多いから、もし晴れていたとしても、洗濯機を回すことに躊躇してしまう。まるであてにならない天気予報。天候がすぐに変動してしまうから、この時期の洗濯は、妙に慎重になってしまうんだよ。

溜まりゆく洗濯物を見るたびに、雨に怯え、行動に踏み切れないそんな自分にもどかしさと嫌気を同時に感じる。

夏のジメジメした暑さにセミの鳴き声。暑さと騒音が同時にやってくる夏。汗がへばりつくTシャツ。電車が汗の匂いにまみれ、乗ることさえも億劫になってしまう。そして家だけでなく外にいても、セミの鳴き声が聞こえてくるからその騒音にたまに苛立ちを感じてしまうのだ。

ああ、夏なんて早く終わってしまえば良い。お洒落をしてもどうせ汗をかいてしまうから外に出るのが嫌だ。でも外に出る用事があるから毎日外に出ているのが現実。

朝目覚めてコンタクトレンズをつけることさえ躊躇してしまう。ベッドから身を起こし、歯を磨き、顔を洗うことがめんどくさい。暑さのせいで眠りも浅く、疲れもなかなか取れない体。そんなだるくなった体を無理矢理起こし、外に出る用意をして、体を外へと無理矢理放り出している。

暑さが少しマシになれば良い。汗をかかない程度の気温であればなお嬉しい。でも僕の願いとは裏腹に、今後も気温はどんどん上昇していくから、クーラーの効いた部屋で1日中引きこもっていたい。

秋になればジメジメした暑さが徐々に涼しさに変わり、セミが街から姿を消すことになる。だけど今すぐ秋になって欲しいかと問われると、それは違うような気がしている。だからといって夏が過ぎ去り行くのを待つのも億劫だ。我ながらほんとうにめんどくさい性格だなって思う。

そういえば「ネパールには1年中寒い土地がある」とネパールの友人が言っていたな。もういっそのことネパールに行ってしまおうか。暑さと逃れられない現実からいっそのこと逃げてしまおうか。

暑さがなくなれば苛立ちもなくなるのではないだろうか。あてにならない天気予報に、一気一憂する必要もないし、暑さを気にしなくても良い。セミの鳴き声という騒音はなくなり、街は静けさを取り戻し、心を落ち着かすことができるのかもしれない。

飛行機に身を委ね、夏がこれから始まる日本ではなく、寒さの残るネパールに足を運ぶのも良いね。知らない土地に、自分のことを誰も知らない未開拓の地。ネパール語なんて「ナマステ」ぐらいしか分からない。

でも英語は通じるから、拙い英語で乗り切ってしまおうか。もしかすると言葉が通じず、話すことが億劫になってしまうかもしれない。それでもめげずに現地の人と出会って友達を作り、「またおいでよ」と言ってもらえる関係性を築きあげていこうか。

言葉の壁にぶつかったとしても、夏の鬱陶しさと出会わないで済むのであれば、それはそれで嬉しいのかもね。カレーにナンを付けて食べたり、ビリヤニやタンドリーチキンを楽しむ。普段は食べないネパール料理を最大限に楽しんで、普段とは違う風景や環境をこれでもかと味わう。

夜は空を見ながら現地の人と、ネパールビールで乾杯をして、バカみたいにはしゃいで、夜を明かそう。街灯が少ないから天体観測を楽しむことができる。午前2時ぐらいに踏切りではないどこかに望遠鏡を連れていくっていうやつをやろう。

まだ出会ったことや見たことがないものにたくさん出会ったら、それは全てが新発見で、新鮮な気持ちを連れてくることは間違いない。言葉や土地、全てが未開拓で、新しい価値観を取り入れるにはもってこいだ。

夏の嫌な気持ちになるものと出会わない夏。お気に入りの服を連れて、柄でもないワインレッドのニット帽を被ったりして、いつもと違う自分を楽しむ。現地の古着屋さんで、好きな服をたくさん購入したり、現地の衣装を楽しんだりして、「今月お金ピンチだわ」って言うやつをやってみる。

毎日「楽しいことない?」って考えたところで、楽しいことはやってこない。いつまでも待ち人はやってこないし、いつかなんて絶対にやってこない。待つことのデメリットは自分の可能性を殺してしまうということ。

時間は有限だからできることには限りがある。時間が原因で諦めなくちゃならないことだってあるし、時間があるならちょっとでも前へと進んでいたい。

いつもの時間に起きて、いつも通り仕事をする。地元のスタバで、いつものアイスコーヒーを飲みながら、妄想に耽っているだけでは、楽しいことには一向に近づかないし、昨日を繰り返す毎日にしかならない。

楽しいことは自分から追いかけないとやってこない。「楽しいことないかな?」なんて考えても、自分の行動を変えなければ、楽しいことが向こうからやってくることはない。今がつまらないなら、ほんの少しだけで良いからいつもと違う行動をやってみる。

言葉の通じない土地に足を運びたいなら、英語の勉強を始めてみたり、航空券を取ったり、行きたいところについて調べたりして、いつもと違う自分になってみる。一気に変わらなくても良いから、少しずついつもと違う自分になることで、人生を楽しめるようになるのではないのだろうか。

「暑いなぁ。早く暑いだけの夏が終わらないかな」って考えても、夏はすぐには終わらないし、楽しさを見いだすことができない。

もしかしたら自分を変えていくことで、嫌いな夏を楽しめるようになるかもしれない。夏には夏の良さがあって、夏の良さを知るために、いつもと違う自分になってみる。

夏の良さといえば、海や花火、かき氷に風鈴の音色。水着姿を見れるのも夏ならではの醍醐味だね。楽しいことは探せばいくらでも見つかる。

浴衣を着て、花火大会に足を運ぶのも良い。花火よりも君を見ていたい。なーんてね。

勇気を振り絞って好きな人をデートに誘うのも良い。いつもとは違う自分になって、楽しいことに近づくようできることからやってみる。待っていても何にも状況は変わらない。

理想の自分に近くために、できることから少しずつやってみる。自分を変えていけば世界が変わる。そう信じて今日もいつもと違うことに挑戦してみる。半径5メートルを変えれば、景色は変わっていく。移りゆく景色を目一杯楽しもう。

ってことで今すぐではないけど、秋頃に一人旅をすることに決めました。

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サトウリョウタ@毎日更新の人
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