毎日更新は継続が命。読まれたいは二の次でいい

毎日更新をしている人は、「スキ」がつきにくい傾向にあるのかもしれない。少しずつ読者さんは増えるけれど、毎日文章を読み続けてくれる人はごくわずかだ。これまでに毎日更新をしている人と何度かお話をしたのだが、ほとんどの人が口を揃えて、毎日更新をやめてからのほうが「スキ」の数が増えたそうだ。

以前、読者の方に「情報が毎日追加されているから、とてもじゃないけど毎日は読めない」と言われたことがある。もちろんこれは自信の力不足が原因だ。力不足は否定しないし、もっと力をつけるために、いろんな文章を読んだり、映画や音楽から影響を受けて、それを次文章に活かす必要がある。

YouTubeやNetflixなど、この世界はさまざまなコンテンツに溢れている。相当なファンでない限りは、たった1人の文章を毎日読み続けるのは難しい。毎日記事を更新すると、10日前の記事はよほど興味を持ってもらわない限りは読んでもらえないことは容易に想像できる。世の中にはたくさんのコンテンツがあって、限られた時間のなかで楽しむ必要がある。そのほんの一部に入ることができることは、きわめて幸せだと思う。

もしかしたら毎日更新をして、たくさんの人に読んでもらおうなんて、考えないほうがいいのかもしれない。毎日更新を継続する目的は、一体なんなのだろうか。軸がブレてしまっては、毎日更新は継続できない。評価ばかりに囚われすぎるのは自分の首を自分で締めているだけだ。

もちろん結果も大切だけれど、今回は毎日更新を継続するに焦点を当てている。他人の評価を気にする人よりも、他人の評価を気にしない人のほうが毎日更新の継続ができているような気がする。その理由は自分との約束を守るとか、誰々さんのようになりたいとか、毎日更新を継続する意味を自分でうまく言語化できているからに他ならない。

毎日更新するという結果が欲しいのか。毎日更新をして読まれるという結果が欲しいのか。まずは前者からはじめてみて、習慣化を達成したあとで、読まれることに焦点を合わせればいいんじゃないのかな。