立って、そしてゆっくりと歩き出そう
やりたいことがあるけど、うまくいかない時がある。うまくいかない時って出口の見えないトンネルに入ったみたいに、同じところをぐるぐる回ったりするんだよね。
出口の見えないトンネルを彷徨い、活路を見出したと思ったら、また迷宮入りして、それでももがきながら前へ進もうとする。
あとで思い返してみれば、自分の壁なんてたいしたことなかったりするんだけど、その時は周りが見えてないことにも気づけない愚かな自分。
うまくいかない時や焦っている時ほど誰かに当たってしまったり、自分を傷つけてしまう。馬鹿だよなって思いながらも、何回も同じことを繰り返してしまうのだ。
うまくいかない時の考え方って「うまくいかない」ってネガティブに考えがちで、そんな考え方じゃうまくいくこともうまくいかないに決まってるよね。
うまくいかない時がある。山あり谷あり。人生なんてそんなもんだ。わかる。そんなことは多分もう生まれてから1万回ぐらい聞いた。聞き飽きたし、そんな自分を受け止めなきゃ。
自分や誰かに厳しくなることは、自分でもダメだなって思う。
自分がうまくいってない時は優しくする余裕なんてないから、理想とは程遠い醜い自分が生まれてしまうんだよな。ああ、我ながらめちゃくちゃダサい。
本音言えばどんな時も自分や誰かに対して余裕を持っていたいよなって。優しい人でありたいって。そう思うんだよ。でも実際はそんな簡単にはいかない。
RADの洋次郎から言わせてみれば、頭でわかっても心がごねるの、だけどこんな僕ってやつだよ。
そんな簡単に優しくなれない。理想とかけ離れた自分との戦いで精一杯になる。焦っても意味ないのにね。わかってるけどこればっかりはどうしようもない。
どうしようもないかもしれないけど、余裕を持った優しい人を目指すことに変わりなんてなくって、もがきながらも自分のペースでゆっくりと理想の自分を目指したい。
「ゆっくりでいいよ。焦らなくてもいいよ。自分のペースでいいよ。誰かに合わせてスピードを合わせる必要なんてない。あなたが前を向いて歩けるなら、自分に優しくしてあげていいんだよ。」
なんて言葉を自分に掛けてあげながら、立って、そしてゆっくりと歩いていく。