猫になる(12) ブラッシング。ねこがよろこぶポイントは くび・あご・ほっぺ。
三日にいっぺんくらい、うちの子ノエルのブラッシングをする。
ぼくがおふろに入るとき、お風呂のよこにあるカゴに、バスタオルと着替えをいれる。
うちの子は、カゴにバスタオル類がはいった時点で、ぼくがおフロにはいることをしる。
ぼくがふくをぬいでるあいだにおふろ場にシュッとやってきて、
おふろにはいる頃には写真のようなポーズでスタンバッている。
だからぼくは冬以外、まっ裸でうちの子のブラッシングをするのだ。くしゅん。
ブラッシングでうちの子がよろこぶポイントはくびまわり。あご。ほっぺ。
このあたりをブラッシングするとウットリした顔になる。
こっちとしてはできるだけ全身をブラッシングしたいので、
背中やおなかまわりにブラシをかけようとすると、
彼はじぶんのほっぺをグイッとまえに出してそれを阻止してくる。
だから彼の弱点のおなかまわりは、いまだほとんどブラッシングできない。
さいしょブラッシングしたときビックリした。
ねこはかなり毛がぬける。
5分くらいブラッシングしていると、ピンポン玉サイズの毛がヨユウでとれる。
さらに春秋のきせつの変わり目は夏毛、冬毛のはえかわりで、もっとごっそりぬける。
ごっそりとれる毛玉の「収穫」がたのしくて、いっとき毎日のようにしていた。
そんなときふと彼をなでていると、背中がはげ、、ではないけれど、異様に毛がうすくなってしまってることに気づいてヒジョーにあわてた。
それ以来、ブラッシングは三日にいっぺん、じかんは5分ときめている。
ノエルは(ぼくも)まだはげていない。
相手のきもちをよんでうごける人はモテる。
それとおなじように、ねこのキモチいいポイントをしっかりなでたりブラッシングできるひとは、ねこにモテる。
これはまちがいない。
たとえば初見のにゃんこたちは、さわれるようになるまでがタイヘンだけど。そのさきのスキンシップまでいけたときのために。
よろこぶポイントはくびまわり。あご。ほっぺ。
いざというときのために、これだけはおぼえておこう(Hot-Cat PRESS編集部)。
きょうの二冊
なんか、さいごのほう、思春期のころドキドキしながら読んだ雑誌みたいなかきかたになってしまった。
Kindle Unlimitedに登録してると無料でよみ放題。よい時代。
と、いえばこの方。
80〜90年代、「悩める小僧ども」だったすべての男子へ。