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猫になる(21) ねこがオシリをみせるときのやさしさについて。

土曜日のあさ。

台風がちかづいて雨空だし、おそめにおきる。

顔をあらってからリビングに。

換気扇をつけて窓をすこしあげて空気のいれかえをする。

あしもとをみるとうちの子ノエルのごはん皿がほぼ空っぽ。

そしてごはん皿のの先に彼はちょこんとお行儀よくすわっている。

やさしい声でニャア…となく。

「おはよう」なのか「ごはんいれてよ」なのか。

ねてる枕もとでニャアニャアいうこともなく、おふとんにダイブすることなく。

ニンゲンがおきるまで待ってくれる。きっとおなかが空いてるのに。

こういうとこ、やさしいなあと思う。



以前、週末に二度寝してしまい、ノエルのごはんを入れるのを忘れたときがあった。

そのときも、枕もとでニャアニャアいうことはなかった。

そのかわりに、なんか寝てて、あったかいモフっとしたものがかんじる…

とおもってウトウト目を開けたら、目の前にノエルのおしりがあった。

おおっおしり!とおどろいたけど、ノエルはこちらにおしりをむけたまま。

彼的にはそれが「ごはんがカラ…おなかすいたよ…ぼくしんじゃうよ…」

みたいな、あいさつだったらしい。



ねこっていろんな場面でおしりをみせてくる。

このまえツイッターでみたのは、なんでもねこは自分のおしりが最高にいいものと思っていているらしい。

「ねえ!ぼくのおしりみてみて」的なかんじでみせてくる、と書かれていた。

たしかに、スマホをみてるときや、本をよんでるときや、べつの作業をしているとき、

やたらおしりをみせてくることがある。

しっぽのうえをトントンかるめにたたくとうれしそうなので、さわってほしいとおもってた。



さらにうちの子はあさ、ごはんのお皿がからっぽでおなかがすいてるときも、執拗におしりをみせてきます。

ので、きょうこの文を目にした人は「おなかすいてるのかも…?」

というねこのキモチの仮説もおわすれなくお過ごしください。

うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。