猫になる(29) ねことのコミュニケーションのとりかた。
うちの子ノエルはイヤイヤアピールするとき、しっぽをブンブンふる。
ほかのにゃんこもいっしょでしょうか。
まるで8の字えがくように。
八の字というか、無限大の「∞」な感じでしっぽふります。
モフモフしててあったかいから、抱っこしたくなる。
抱っこすると、ノエルはもうほんとにカンベンしてくださいって顔をする。
うなだれて、ぶらんと脱力して、すきあらば逃げようとする。
それでも離してもらえないと、「にゃあ…」とふりしぼった声で一度なく。
さすがにこの声をきくと彼が気の毒になっておろしてやる。
すると、あきらかにこっちにみえるように、しっぽを8の字にブンブンふる。
おトイレのとき。うちの子はきほんはセルフサービスで問題なし。
でもときどき、水菜のような繊維質のものを食べたあと、それがおしりについちゃうことがある。
なので、トイレのときはできるだけトイレまえで待機する。
そしてトイレ後にぬれたティッシュでおしりをトントンとふくようにしてる。
これがノエル本人的には気にいらない。
すきあらば逃げようとする。
ねこが本気で逃げようとすると、からだがほんと柔らかくて、なかなかつかまえられない。
あしも速い。彼が一度ダッシュしたら、しばらくはもうそのまま。
ほぼ捕獲ムリ。
で、何度も捕獲失敗を経験したあと、ちょうど首のあたりを抱えるようにするのがコツってわかった。
首のあたりに軽く手をあてると、ノエルは腰をひくくしてそれをかわそうとする。
でも首にあてた手を軽くしたに力をかけてると、ノエルがどんなに腰をひくくしても逃れられない。
だから、ノエルはそのままじっとしている。
これ、ねこキャッチするとき、つかえる技かもしれない。
あ、でもねこ自身と仲良くなれてないと、噛まれるので要注意。
あと、フーーーーーっと威嚇されて、最悪おしりからとってもクサいフェロモンを放出されます。これほんとくさい。
だから突然さわるようなときは要注意。
ひともねこも、関係性だいじ。
ぼくとノエルはもう5年以上のつきあいなので問題なし。
でもね、やっぱり本人はぬれたティッシュでおしりトントンされるのはキライ。
だからね、おしりトントン終了後、わざわざねこトイレのある洗面所をでて、
しっぽだけ洗面所からみえるようにして、しっぽブンブンします。
もうこれ完全にアピール。ことばをつかわないノンバーバル言語ですよね。
しっぽで8の字えがきながら「イヤだ」と。
ねことは基本ことばでコミュニケーションできない。
でも相手がなにをいいたいのか知りたい。
だからねこの身ぶり手ぶりでなにがいいたいか、よく観察するようになります。
人間だってみんなそれぞれ七癖、ありますからね。
観察すると相手をよりふかく理解することができますね。
きょうの一冊
そんなうちの子ノエルのkindle本ができました。
スマホやタブレットをひらけばすぐノエルに会えます。
スキマじかんに。おこさまとの寝るまえのひとときに。