ポメラ愛を語る
今夜もポメラくんはいい仕事してくれてます。
先日noteでいいねしてくれた方のポストを見に行ったら手作りでポメラケースをつくってらした。
僕はポメラがでた2010年くらいに一度買ってすぐに使わなくなって、数年前やっぱり欲しくなって中古激安ポメラをメルカリで買った出戻り組です。
メルカリやらヤフオクやらでポメラを探していた頃から気づいていたけど、ポメラって一部の熱烈ファン層がいますよね。
物書きのひと、物書きが好きな人、ガジェット好き、いろんなタイプがいると思うんですが、どなたもやたらとポメラ愛が強い。
しかも僕が購入した数年前とくらべて、中古ポメラの値段はあがる一方。現行モデルだって、やたら高い。
そう、それで、ポメラケースを作ってらした方、そういったものづくりのプロの方ではないよう。
試行錯誤されながらも愛機のケースをつくられている様子もnoteで連載として記事にされてました。
ちなみに僕が以前かいたポメラDM5についてのポストも、ビュー数が僕が書いた記事のなかていつも上位なんです。
ポメラ仲間の連帯感なのか、それともDM5というビンテージ機をいまだ使っていることが物珍しいからか。
やっぱりポメラDM5は、いいんですよ。
夜寝る前に、初代ゲームボーイみたいなちいちゃな画面が目に優しい。バックライトか無いところがにくい。文字が薄くて見づらくても画面をちょいと動かせばなんとかなるアナログさがたまらんのです。
さらに単四電池二本で何時間も稼働します。画面下の電池の残量マーク、当てになりません。満充電の電池を入れても残量一欠けで表示されます。かと思えば突然「もうすぐ電池がなくなります」表示がでたりもします。入力したデータがとんだことはないけど、時計は都度リセットされます。
最近このDM5をつかっていて思うのは、機械に人が合わせるという行為にある丁寧さが心地いいんです。
どういうことかというと、このDM5、さっきメルカリと変換したとき「メル借り」っていちばんに表示されました。
なぜならDM5が発売されたのは2010年、メル借りのサービス開始は2013年。
DM5のATOKはメルカリを知らない。辞書登録すりやいいんだけど。
DM5をつかうと、こういった些細な不便がわりとあります。
キーボードも打ちやすい、とはいえません。さわった感じはそれほど頑丈そうにはおもえない。打つとキーボードがグニャンとする。だから毎回そっと文字を打っています。
またキーボードが折り畳み式です。これまた華奢なつくりです。アマゾンのレビューでもキーボードが故障したという感想が目立ちます。
なので、畳むときも静かにそっと閉じてます。
このようにDM5をつかうときはアップルのノートPCをつかうときほどラフにさわりません。面倒といえばそうなのですが、自然とていねいな所作を心がけることが習慣化しました。そしてそのことによって少し気持ちが落ちつく気がするのです。
たぶんこの落ちつきがポメラDM5をつかいつづける一番の理由な気がします。
ていねいを心がけているので、また前オーナーが無理な使い方をしていなかったおかげで、今のところDM5は快調です。
身の回りでDM5ほど繊細なガジェットはほとんどみなくなりました。だからこそDM5の価値は自分にとっても上がりつつあります。中古市場価格も同様にあがっています。DM5本体のタマ数も減り、でも根強い人気があるからでしょう。
繊細なつくりなのでいつ壊れてもおかしくないなとは思いながら、使える間は大事に一文字一文字打っていきます。