3月プライムビデオでみた作品
3月は面白そうな作品が次々プライム解禁になってウォッチリストに入れてるんだけどなかなかみれないジレンマ。
映画2時間はやっぱり長い。
そのうち短編作品最強になってTikTokムービーとなるのか。
今月みた作品は重いものが多くてなかなか書けなかったので短めにたんたんとご紹介します。
『愚行録』
SNSで胸 映画で有名な作品。
現代の日本の人のイヤな部分を詰め込んでました。
が、展開はわりと淡々と進んでいくのでみやすかった。
最初と最後のバスのシーンが主人公の性格をえらい象徴してますね。
あと、満島ひかりさん、あの痩せほそった手はご本人でしょうか。
役作りなのか、あまりの細さに心配になって気になりすぎになった。
前半の被害者男性の友人のエピソードをみて、胸 野郎は自身の胸 っぷりを全然自覚していないってところが絶妙にリアルでした。
被害者はずっと引きずるし、加害者は微塵も自覚していない。あるある。
二度観はしないかな。
『ミリオンダラー・ベイビー』
ずっと観たかったけどタイミングを逃していた作品。
クリント・イーストウッド監督・主演。
『グラン・トリノ』『運び屋』も鑑賞済みです。
クリント・イーストウッド氏の作品ってどこかアジアっぽい。
メロードラマというか、湿度高めの哀愁があるというか。
クリント・イーストウッド版『ロッキー』な作品かと思いきや、そうでなく、尊厳死がテーマ。
意識はあるけど動けなくなったらどうするか。自分だったらどうか、考えてしまいますね。
主人公とヒロイン、それぞれ家庭に問題があって、お互いどこか惹かれているんだけど、人と人、親と子の関係以上の爺ちゃんと女性の恋愛も匂わせていて、それ必要だったかな?と思った。
作品全体の色が良かった。古き良きフィルムっぽいコダックな色合い。
それと後半のコントラスト効いた構図も渋い。レンブラントぽい。
『ウトヤ島、7月22日』
これはヤバい。
2011年ノルウェーで実際にあった、サマーキャンプ中の学生に対しての無差別テロを扱った作品。
『プライベート・ライアン』冒頭みたいな、これから最前線に行ってきます、も怖いけど、見えざる敵にわけもなく突然襲われるっていちばん怖いんじゃなかろうか。
加害者はは警官の格好をしたテロリスト一人なのに、彼から逃げ回る学生たちは「銃をもった奴は複数人いる」「相手は警官」と、現状がまったく把握できていない。そりゃパニクるよね。
こういう事件に巻き込まれることって、安全日本では有り得ないと思っていたことはすでに過去で、いつ起こってもおかしくない。
もし自分がその場にいたらどうするかなって脳フル回転で考えながらみました。
むやみに動かない、上着を探す、水食料の確保、水に濡れない、とか、なるべく目立たず消耗せず逃げ道を探すって、実際その場で考えられるだろうか。
穏やかに過ごしたいときはぜったい観ない方がいい。