PUBLIC HACK 私的に自由にまちを使う、を読む
新年よんだ1冊目はPUBLIC HACK。
私的に自由にまちを使う、が副題。もっと公のスペースをわくわくしてつかおうという取説みたいな本。
路上でいきなりこたつを設置して誰でもぬくぬくOKにしたり、公園で野宿したり、ピクニックしたり。
SNSだと公園で子どもが野球もできないレベルで禁止事項がたっぷりあって、火もたけない、物販できないとルールでがんじがらめなイメージがあって、せいぜい散歩したりベンチに座ったりしか安心してできない。
でも道路交通法や都市公園法などの法令もざっと紹介されていて、たとえば道路交通法だとただちに移動可能な露店は許可不要らしい。
警察もすべての法令を把握しているわけでなく、利用者からの苦情+なんだかあやしい→注意するみたいな流れが基本。
公園で安全に遊ぶなら、似たようなことをやっている人をみつけその延長上で試すことを著者は勧めている。
公的なことってまずはざっと法令関係を調べてから動くって鉄則だなと。
チェアリング、というはじめてきくワードがあって、空いているスペースに椅子をもってきてくつろぐ、というもの。
シンプルだけど、川辺でコーヒーを飲んだりサンドイッチを食べるだけでも開放感が気持ちよさそう。
あと夜に公園でプロジェクターをつかって映画鑑賞、なんかの事例もありなんかちょっとステキ。
アマゾンでプロジェクターを調べると、安いと5,000円くらいから買えて、消費電力は40Wくらい。電気はうちにあるポータブル電源でまかなえる。スマホやiPadをミラーリングしてプライムビデオがみれそう。
あとは白い幕や壁があれば即席映画鑑賞ができる。ちなみにお金をとらなければ著作権の問題もクリアできるという。
あと、道路の脇とか、スクーターが止められるところなら、スクーターをセンタースタンドでたてればシートがそのまま椅子になる。さらにリアボックスの上部が平面なのでちょっとしたデスクになる。
ふらっとスクーターでおでかけして疲れたらたちどまってそのまま公共スペースのなかにちょこっとプライベートな空間がうまれる。
どこにいてもルールや暗黙の了解があって、それを感じざるを得ない体質があって、スマホをみてるときでも息苦しさがわりとある。
それってたしかに昔よりルールは増えた気がするけど、もともとは誰かを守るためのものだし、ざくっとルールさえ押さえればわりと抜け道はあるものだし、逆になあなあで許されていることも多々ある。
守らなきゃって意識自体ちょっと緩めてやって、できる範囲で自由に遊びたい。そのためには公園で将棋をさすおじいちゃんやお昼にオフィス街にささっとオムライスを売っているクルマやビッグイシューなどなど観察して楽しそうなことをちょっぴり真似してみたい。
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