ソフトレザーに気をつけろ
昔から合成皮革って苦手だ。
なんとなく環境にいい、動物愛護、いいことした気になる、手触りも本革とかわらない。
で、合成皮革を買うと10年くらいしてがっかりする。
そう、加水分解がおこるのだ。
気づけばベタベタ、ベトっとふれたものにつくし、よごれが落としづらいし、服などにつくとシミになる。
大事にして、定期的にケアしていても、ある日突然ベタベタになる。
ググってみると、合成革は水や湿気に弱いらしい。日本、環境的に完全にアウトじゃん。
輸入車はだいたいこの加水分解の呪いにかかる。
大事に大事に乗っていても樹脂パーツがベタベタしてくる。そこにホコリとかついたりしてみっともなくて不快きわまりない。
どんなに内装がゴージャスでも次はぜったい国産車に乗りたくなる。
だから合成皮革、とかPUレザーという名が材質欄にかかれているものは極力避けている。
数日ひさしぶりにペンタックスのK-20Dというデジイチを引っ張りだしていたらストラップの内側が加水分解にやられた。
カメラ本機ではなくまさかのストラップ。
ストラップにふれた床に黒っぽいボロボロがこぼれていて、手には黒っぽい何かがひっついていて、また加水分解かよ!ってなった。
世の中から加水分解はなくなってほしい。
そもそもポリウレタンで革っぽくつくった製品をベタベタになったら使い捨てするより、いままで作られた本革製品を大事につかうほうがよっぽどいい。
革のジャケットを2着もっていて、定期的にダナーのオイルを塗ってあげる。魅惑の光沢感がでて10年たってもまるで新品みたいな状態だ。
このままいけば2着ともに一生モノだきっと。
なんでこんな話になったかというと、先日ネットでちょっといいチェアをみつけた。
カフェにおいてあるようなイスで鉄製のフレームにいい感じの木材でできた肘掛けがついている。
座面はソフトレザーでできているらしい。
なんとなく柔らかそうな革をつかってそうだ。
いろいろお店の情報とか検索したついでに、そもそもソフトレザーって何の革なんだろうって検索した。
合革じゃん、ソフトレザー。
おまえもかよ。
ソフトレザーって革っぽい名前つけて、やっぱりポリウレタンかよ。レザーじゃないよ。
って、ものすごい残念感。
椅子は買わなかった。
いかにもレザーっぽい名前は紛らわしいし、やめたほうがいい。
もちろんPUレザーも扱いやすいしメンテナンスフリーだし動物の皮をつかってないし、いい点はいっぱいあるんだろうけど、わりと身近でコレクションしたいものにも使われているのがいけない。
車とか、カメラとか、バッグとか。ジャケットとか。
もうほんと、いままで大事につかってきたのに気づいたらその一部がグチャっとなるの、本当に悲しいんですよ。しかもバイクのジャケット高かったんですよ。ドゥカもちょっとは考えてモノづくりしてほしい。
だから合皮素材はもっとローテーションがはやいものとかに使ってほしい。大事にコレクションする系のものにはなるべくつかわないでほしい。
もしくは対加水分解対策がっちりガードみたいなケミカルがほしい。あったらコメント欄に教えてください。熱望です。
いまだに合成皮革とぬか漬けには寛容になれない。
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