pulse//code letter vol.1
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初回なのであいさつ
こんにちわ。Ryoz(リョージ)といいます。
サービスデザインの視点から新規事業を創ることにこだわって活動しています。
現在は、キュレーションズ株式会社にて、主に大企業の新規事業支援や、自社事業としてヘルスケア事業を行っています。
最近は、病院の事業戦略や、認知症関連のスタートアップを立ち上げたりと、ヘルスケアのフィールドでの動きが多くなっています。
プロフィールはこちらです。
普段はウェビナーでヘルスケア関連の発信を行っているのですが、(準備に労力がかかることもあり笑)月1回以下のペースとなっているため、別でメルマガ的な発信を始めてみることにしました。
しばらく型ができるまでは都度コンテンツが変わったりすると思いますが、暖かく見守っていただければと。
Editor's Log
椎間板ヘルニアは遺伝?
初回からする話ではないのですが、先々週から坐骨神経痛の痛みがMAXになり、病院に行ったところ椎間板ヘルニア疑いがかけられました笑
MRIを撮らないと正確な判断はできないものの、おそらくそうだろうと。
その際に「家族にヘルニアいる?」と聞かれ、どうやら遺伝的なものもあるようです。
Perplexityで研究論文などのエビデンスを調べたところ、特定の遺伝子を持つ人が椎間板ヘルニアになるリスクが高いことが示されています。
もちろん、日常的な姿勢の悪さなども関係があるので、あくまでリスクの話です。
実際、親もヘルニア持ち、運動不足、リモートで座りっぱなし、座る姿勢が悪いなど自らヘルニアに向かっていくスタイルだったのは事実です。
現在は少し症状が落ち着いてきましたが、今後悪化した場合は手術の可能性もあります。
まわりの医療関係者からは「手術をすれば完全に治るわけではない」「手術はしないほうがいい」と色々な意見がある領域なので、今後深堀っていきたいと思います笑
Trend Radar - 最新業界ニュース -
この一週間の間に起きた出来事やニュースをピックアップしてお届けするコーナーです。
OpenAIのサム・アルトマンCEOとハフポスト創設者が新会社「Thrive AI Health」を設立、超パーソナライズされたヘルスコーチAI提供へhttps://gigazine.net/news/20240710-openai-thrive-global-personalized-ai-health-coach/
今週一番気になったニュースです。
先日のSoftbankのTempusとの提携は医療側の取り組みですが、こちらはtoC向け。
ChatGPTではGPTsを作成する際、ヘルスケアに関するGPTsだった場合作成ができなかったり、ヘルスケア関連の質問はお茶を濁したりと、センシティブに取り扱ってきました。
今回のヘルスコーチAIがChatGPTの中だけではなく、APIを提供する形を取り、3rd Partyが自由に組み込んだサービスを作れるようになるとかなりの拡がりが期待できます。
スマホアプリを活用し健康意識・運動習慣が改善、飯塚市の実証事業https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/070803442/
インセンティブはANAのポイント、リアルはイオン施設、PHRをためる場所としてSaluDiを活用。
自治体連携の方法やスキームは多くの企業が頭を悩ませているところですが、サービス提供者は違えどこのパターンが多い。
そして実証実験の域からなかなか出ていかない。
僕は(現在の考えとして)健康意識を変えることはけっこう難しいと思っている・・・つまり、人はそう簡単に変わらないと思っていて、日常の生活動線上で、何かヘルスチェックが勝手に起きるような仕掛けを社会実装していくほうが価値があるような気がします。
ニチレイの考える健康ブランド『everyONe meal』新登場https://www.nichireifoods.co.jp/news/2024/info_id40995/
世の中は止まらないたんぱく質ブームですが、ニチレイも始めたようです。
たんぱく質が34グラム近く摂れるチャーハンやパスタを1食約600円。冷凍食品領域では競合が少ないようにも思います。
たんぱく質の重要性も世の中的にはかなり認知が取れたと思うので、次はなんですかね。個人的には骨です。
freee人事労務 健康管理、「体調“ワカル”アンケート機能」の提供を開始https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001573.000006428.html
勤怠管理で使われるサービスにジョイントさせるため、従業員が流れで使うことを狙ったサービス。
メンタルヘルスの領域は様々なSaaSが日々生まれ続ける中(最近少し落ち着きましたね)、利用を悩んでいたり、うまくいかずにやめてしまっている企業に対して、逆に後続で戦いやすいかもしれない。
“顔スキャン”で健康チェック。Shen.AIとVivaWellが手を組み、ラテンアメリカのヘルスケアを革新
https://techable.jp/archives/239392
山岳地帯などの地域的問題や、貧困を理由にラテンアメリカ地域では、人々の医療アクセスが不十分となっている。
Shen.AIはカメラを通して心拍などのバイタルチェックができることから、遠隔診療を可能にする。
そういえば、日本の僻地医療でも同じような問題を抱えていると思いますし、まだそこまでソリューションがでてきていないですよね。
JOGO Health Secures $5.5M in Funding, Leveraging Brain’s Natural Neuroplasticity to Treat Chronic Pain and Incontinence
https://femtechinsider.com/jogo-health-secures-5-5m-in-funding-leveraging-brains-natural-neuroplasticity-to-treat-chronic-pain-and-incontinence/
資金調達を受けたこのJOGO Healthは、ウェアラブルデバイスとアプリを使い、脳の自然な神経可塑性を利用し、慢性腰痛、脳卒中の回復、片頭痛、失禁などの症状に対して、非侵襲的で薬物を使用しない治療を行っています。これは、脳に特定の刺激を与え続けることによって、振る舞いを変える方法ですね。
どこまでまともなソリューションなのか測りかねますが、この技術はFDAの認可を受けています。
非侵襲でもこんなことができるんですね。
Innovation Spotlight - 注目のヘルステックスタートアップ -
注目のヘルステックスタートアップを毎回1,2社紹介します。
今回紹介する会社、実は下の記事で知って取り上げようと思ったのですが、
世界初、プールの安全をAI で守る。溺水予防検知AI システム“AQUAGUARD”が本格始動!https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000065322.html
スタートアップではなく、有限会社でした。
有限会社パシフィックネットワーク
https://www.pacific-n.com/
このAQUAGUARDは、溺れてる人や溺れそうな人をAIにて検知し監視員に警告する溺水予防検知AIカメラです。
監視員は基本的に目視による判断をしていて、そこには見落としもあります。
このAIは溺れる人が行う動作などを学習・解析し、アラートを出します。
アラートの出し方がうまいなと思ったのですが、監視員のスマートウォッチに画像とともに通知を出す形を取っています。
監視員は基本的にスマホを持ち込まない、持ち込めない状況なので、その制約条件を意識した仕様だと思います。
まだこれから本格稼働のようですが、スイミングスクール、ジム、公共プールなどプールだけでもかなりの数があるので、日本だけでも市場はそれなりにありそうです。
Outro - 編集後記 -
この一週間のインプットから、vol.1を作ってみました。
3連休があったので火曜配信になりましたが、来週は月曜になるはずです笑
全然関係無いですが、家でのアルコール摂取を控えるためにサンペレグリノのレモン風味を飲んでごまかしてるのですが、意外とイケます。
ペットボトルでレモン風味の炭酸水がたくさん出てるのは知ってるのですが、なんかいいんです。
https://www.sanpellegrino.com/jp/water/essenza-lemon-lemon-zest
ということで、また来週。
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Aging Tech Radio Podcast
Spotifyで医療従事者やヘルスケアスタートアップの方をゲストに招いて、未病予防に関する話をしています。
よかったら聴いてみてください。