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生成AI時代に重宝される人材

アイディアに価値は無い

ChatGPTやClaudeなどの生成AIサービスが登場したことによって、アイディアは誰でも無数に出せるようになりました。
なってしまった・・と思う人もいるかもしれません。
「アイディアに価値は無い」とよく言われたりもする一方で、アイディアを生業にしている人もいるからです。

少し上で書いたことと矛盾しますが、これまでは「アイディアに価値は無い」と、そこまで思われてはいなかったと思います。僕も100%そうとは思っていません。
しかし、ChatGPTは(プロンプトによって質は変わるものの)30秒で10アイディア出せてしまいますし、生み出されるアイディアの価値は総合的には下がっていると思います。
一部の優秀な頭脳から生み出される、例えば”宮藤官九郎らしい”といったオリジナリティレベルが高いアイディアに関しては別ですが。

この状況は明らかなはずですが、それでもアイディアを出すことにたくさんの時間を費やしている実情があります。
ここまでChatGPTが話題になっても、多くの人が今日も新しいサービス企画や、新規事業案、コピーを考える際に自分の脳をフル回転させています。
ただ、そこで振り絞って出したすごい閃きも、世の中のどこかで誰かが考えていたり、既に存在していたりします。
アイディアとはそんなものです。
つまり、時間を掛けるにはコスパが悪い部分です。
だからこそ、生成AIを使うべきなんです。

これから重宝される人

アイディアの価値が下がっていくこの状況をポジティブに捉えるか、ネガティブに捉えるかは人によると思いますが、この生成AIが登場した世界では、今後、
・目利きができる人
・実行できる人 ≒ 現場がわかる人
・生成AIがアウトプットできない領域=インターネットには出にくい情報にアクセスできる人、詳しい人
このようなタイプの人が、これから先重宝されていくはずです。
(もちろん、上記に加えて生成AIを使いこなせるほうが良いのは言うまでもないかと思います。)

目利きができる人とは

生成AIが大量のアイディアを出してくれるのは良いのですが、その中から本当に価値のあるアイディアを見抜く目利き力が必要不可欠になります。AIが出してきたアイディアの中から、実現可能性や市場性、独自性などを総合的に判断し、最適なアイディアを選び出せる人材が重宝されるでしょう。
もう少し踏み込むと、出てきたアイディアを素材として、そこから自分なりのオリジナリティのあるアイディアに昇華できる人が強いです。

実行できる人 ≒ 現場がわかる人とは

結局はこれです。
そのアイディアの実現性を想像できて、形にする力。
ものづくりのラストワンマイルはまだしばらくは人の介在が必要なはずです。
あ、でもWebの領域は特にですが、もう少し先に人は完全にいらなくなるかもですね・・上に書いた目利きできる人だけになるかも・・

生成AIがアウトプットできない領域に強い人とは

生成AIは主にインターネット上の情報を学習しているため、ネット上に出にくい情報については知識が不足しがちです。
業界の最新動向、現場の生の声、機密情報など、一般には公開されていない情報に精通している人材は、生成AIでは代替できない価値を持っています。
情報通=検索できない情報を持っている人ってことですね。
これ、持ってる本人がその価値に気付いてなかったりします。

こんなことを書きたかったんじゃなかったのですが、前置きを書いてるうちに人材の話になってしまいました。
次回は元々書く予定だった「【最短30分】生成AIを使って一瞬でスタートアップアイディア、企業ロゴ、ピッチ資料を作って資金調達の準備をしてみた」を書きます。

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