ほとんどの悩みは待っていても消えない
怒りや悲しみなど、感情的なたかぶりは時間の経過とともに治まります。経験的にもありますが、学術的にもそれは言及されています。一方でそれ以外のほとんどの悩み…言い換えれば当事者にとっての「課題」は、(たまの幸運を除けば)自然と解消されることはほとんどないのではないでしょうか。
ちょっとしたできないこと、解決しなきゃいけないことから、長年連れ添ってきた(きてしまった)コンプレックスまで、課題といっても重さ・大きさ・解消の難易度は様々です。いずれにしても、つまり小さかろうが大きかろうが、解決しようと何か取り組まないと、基本的には解決されないままだということになります。
課題は、待っていても消えないのです。
文章にすれば当たり前のようにも感じますが、多くの人は意外と忘れてしまっていることなのかもしれません。先日話を聞いた大学生もその一人でした。
一方で、課題によっては、取り組んでみたところでなかなか解決しないこともあります。2回、3回と試してもうまくいかないこともあるでしょう。もう何年もかかっているようなことを抱える人も少なくありません。
それでも、「じゃあどうする」だけが課題解決を手繰り寄せるのではないでしょうか。何回でも、何十回でも。待っていたら解決しない。それだけが真理な気がします。
そう、つまり必要なのは「じゃあどうする」と自分に問うことを忘れないこと。それを問うて、考えるエネルギーを持ち続けること。そして何回目だとしてもアイデアを出すこと。これらに尽きるのではないでしょうか。ちなみにアイデアに困ったときは、みなさんGoogleやYouTube、ChatGPTやGeminiなどの生成AI、書籍、人と話すetc、いろいろを利用していますね。それらの手段をうまく使えるようになることもまた、1つのスキルなのだと感じます。
課題は待っていても消えない。唯一の例外は、時間の経過とともにその課題が課題じゃなくなっていく、つまりあまり重要なことではなくなっていくことです。逆に言えばこの場合は、課題じゃなくなっていることに気づく必要があるのでしょう。
あるいは、あきらめるということを要するのでしょう。"あきらめ"はえてしてネガティブなことのように捉えられがちですが、選択とも言えるし、次に進むための一歩とも言えるのではないでしょうか。
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