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世界のkindergarten174

2021/01/21
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、レバノンにある幼稚園(kindergarten)です。

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本日のご紹介するようちえんは、園庭と外部空間と内部空間をどのようにしてこどもの遊び場所を創れるかをデザインされています。
園庭は屋内の延長線としてデザインされており、目線の先は街を上から見下ろせることができるように、ここの敷地だからデザインできる1番の特徴でもあります。
この視覚情報はこのようちえんの教室から全て共通としています。

なので、このようちえんでは中庭にいなくても、教室から街を見下ろすことができるように大きな窓で視覚情報に訴えることができるように大きな窓としています。

とてもユニークですよね。
もしかしたら危ない。という発想も出てきそうですが
こどもの好奇心をくすぐる仕掛けがここの場所にあるようちえんの特権ですよね。
なので、しっかりこどもには新しい発見を見つけて欲しい。
という願いも込めて全ての教室と園庭が絶壁側に配置しています。

そして、トイレなどの中廊下側に小さな園庭をかくほしています。
なので、窓から得られる情報が場所によって全然違うことを日常の中で気づいていただけるようにデザインされています。

ファサードとしての黄色い屋根がかかっているアプローチ部分もU字型になっているので、
車がいない時は、こどもは競争ができる空間にもなっていますよね。
このような空間だと大人が教えなくても子どもはずっと走れる空間と変化してくれます。
なぜなら、終わりがない。
行き止まりがない。
ということが無邪気に走り回れる空間として認識し、走りたい。
という欲求からずっと走ることになります。

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子どもは感情が素直に表現できる時期でもありますので、ちょっとした仕掛けや工夫で本能で行動・体を使って表現してくれます。

これは、私たち大人がこうしなさい。
と説明しなくても遊びの空間化する特徴の1つでもあります。
空間の使用用途を決めつけない事で勝手にこどもが遊びの空間として使用してくれるからです。

大変面白いですよね。
こどもは私たち大人が考えているよりも、直感で物事を判断できる才能があります。
なので、個性を伸ばすこともできますし、理解という知識がついていないからこそ、私たち大人が想像もしない遊びを見つけたり、作り上げていくことができます。

それも、すベて視覚情報からどんな空間なのか。
素材に興味を持って触ったりして想像力を発揮したりします。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/933488/arslanian-green-roof-kindergarten-studio-etienne-bastormagi-plus-meg-architects?ad_source=search&ad_medium=search_result_projects


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