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世界のkindergarten160

2021/01/01
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、フランスにある幼稚園(kindergarten)です。

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今回のようちえんは、煉瓦造りの建物を再構築された歴史ある建物を使ったようちえんです。
このような考えは特に海外ではよくある光景ですよね。
現存する建物を再構築して今求められている方の空間にデザインし直す。
特にレンガ造りということが歴史を途切らせることなく次世代に体験の場として残す。ということがこどもにとって環境や感覚を伝える上でとても重要である。
という認識があるからですよね。

その当時の建物を感じるということは歴史を感じることにもつながります。
幼少期から本物の素材を感じることがこどもにどのような事を伝えることができるのかわかっているからこそ、簡単に建物を解体することができない。
また、未来永続てきに残しておきたい。
と思われる建物ということも理解できますよね。

こどもは視覚情報から全ての情報を取り込んでいきます。
そして、興味を持ったモノには触れたい。
という衝動にかられたくさんのものを触り、手に取り、そして口に入れたりしていきます。
これは、単純に食べたい。
ということではなく、口の中が特に敏感に感じることができるので感覚を感じようとしている行動です。
このように、最近では非認知能力をどのように育むか。
という問いに対して、こどもは自ら学ぶことができる。
ということですよね。

どのように感じるのか。
を常に興味関心から追い求めているということなので、昨日よりも面白い物を見つけようとしています。
それも、遊びを通してたくさんのモノに触れることができるんです。

よく、自然が全てを教えてくれる。
という言葉を耳にすると思います。
それは、建物のよく似ています。
建物も、一つ一つたくさんの素材に使われてそして囲まれた空間となっています。
そこでどんな事を観て、そして触れる事ができるのか。

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を重要視すればするほど
今回のプロジェクトは私たち大人が教えることができないことも
建物の歴史から先代の想いなど、素材や工法から感じることができるかもしれません。
私たち大人では難しいと思われるかもしれませんが、乳幼児期のこどもは真っ白なキャンパスを持っているので、こども自ら持っている感性から素直にたくさんの事を感じることができるようになっています。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/953540/max-jacob-nursery-olivier-palatre-architectes?ad_source=search&ad_medium=search_result_projects


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