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世界のkindergarten159

2020/12/31
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、フランスにある幼稚園(kindergarten)です。

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今回のようちえんは、複合用途施設の中の1階にようちえんをプロジェクトとして設計デザインされたようちえんです。

今回は地域の一端の中心を担うようにデザインされているところが特徴です。
この地域の近くには、アートハウス、映画館などがありこの建物は全ての要素を新しい基準点として遊ぶ。という願いを込められた建物としています。

ようちえんとしてこどもの施設としてのデザインも兼ねており
部屋はこどもにたくさんの光を楽しみ、外遊びにも興味を持ってもらえるようにデザインが施されております。

複合施設で上階に積み上がっている建物となっていくと
太陽の光は壁面の窓からしか望めない状況ですが、ここのようちえんは1階を高く設定している事で側面の窓が大きく高くデザインすることができています。
これにより、また道路面に囲まれていることもあり、太陽の光を側面でもたくさん取り入れることができるようになっています。

ちょっとしたことなんですが、側面の窓が大きく高くデザインするだけで太陽の光はたくさん取り入れることができますよね。

そしてフランスのパリ郊外の建築物を参考に
本物の質感を大事にしていることもこどもにとっては素晴らしい環境構築ですよね。
本物に触れる。
これは、世界共通です。

こどもは、真っ白なキャンパスしかないので
その時の感動や体験が人生の基盤になります。

その感動や体験はこども自ら追い求めることはできないので
私たちクリエイターやこどもの周りに居る大人の役割ですよね。

こどもは新しい体験や体感をしていくことで大きく成長していくことへとつながります。
そして、どんな空間やどんな場所であっても遊ぶ。ということをします。

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遊びの中から、いろんなものを観て触れていくことで様々なイメージを頭に残そうとしていきます。
こどもは真っ直ぐな感情を持っているので考えて行動したりはしないです。
まず、動いて気になるものに触れていく。
その過程で、面白いものを見つけると自分の世界に入ってひたすら同じことを繰り返す作業をしていきます。

なので、本物に触れる。
ということはとても大事ですよね。

私たちとは違った感性を乳幼児期にはあります。
なので、どんな感情を持って接するかは私たち大人には計り知れない経験をしていることになります。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

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また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/471053/day-care-and-young-workers-hostel-avenier-cornejo-architectes-chartier-dalix-architectes?ad_medium=widget&ad_name=category-kindergarten-article-show


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