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世界のkindergarten165

2021/01/06
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、中国にある幼稚園(kindergarten)です。

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今回のようちえんですが、自然との共存を図る事でこどものコミュニケーション能力の向上へとつながるように計画デザインされています。
どのようなデザインかと言いますと、自然には流れる。
といった環境があるように、建物であるようちえんの空間も流れるように。
という事を意識されています。
なので、強制的に止まる。
という感覚ではなく、ここに止まることもありますが、その横ではまた別の流れがあったりします。
その感覚をようちえん内部に取り込んでいます。
なので、様々な動線を確保されており、かつ、新しい空間へと足を運べるように工夫されています。
また、こどもがアクティビティになるようにという思いと願いも込められているデザインですので、止まる。という行動が少なくなるようになっています。
これで、こどもの身体能力の可能性を自ら見つけることができるようになっています。

自然環境との共存なので、なるべく大きなガラスを設け視覚情報でもしっかり訴えるようにしています。
自然環境って考えてしまうと大きな枠で捉えることになるのですが、
ここのようちえんはその大きな枠のまま取り扱っています。
こども自ら考えてくれる。
という事を最初から考えられているので、漠然と自然との共存という形でデザインされています。
このことから、こどもの可能性を枠にはめることなく様々な発想を持てるようになっていることも、素晴らしいですよね。

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今回のようちえんは、もう一つ面白い発想が込められています。
それは探検。
という願いも込められています。
明日はどこに行こうか。
明後日は何を見つけようか。
そんな想像をこどもが持ってもらえるように建物だけでなく、建物以外でもデザインされています。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/923657/fantasia-star-blossom-school-pure-architects?ad_source=search&ad_medium=search_result_projects


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