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世界のkindergarten177

2021/01/24
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、韓国にある幼稚園(kindergarten)です。

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本日ご紹介しますようちえんは、傾斜地をそのまま生かした建物となっており
こどもの遊び場として、それぞれ教室の前に園庭を設けることができているようちえんです。
とてもユニークですよね。
地上園庭、屋上園庭、傾斜地を利用した最上階による地上園庭の3つがあります。
ここで、園庭が1つでもいい。
という概念ではなくて、建物を建築するにあたって空間が生まれたことをこども達が体験できることが素晴らしいですよね。
これは、幼少期に体験していないと感じれない感覚です。

なぜなら、建物と傾斜地を融合することで生まれた地上園庭が2つ存在する。
ということです。
こどもの時に、建物と傾斜地(地球上の地面)と組み合わせる事、いわゆる造形することで生まれた関係性です。
なので、園舎と地上を別物として捉えているのではなく、地面と建物を一緒に引っ付けてしまう。
という考えなので、こどもは自分がいる場所を目で見て捉え、そして体を使って感じることができるのですが、地上園庭の概念が2つ以上の感覚を身につけることができる。
ことになります。
これって幼少期に木登りをしているこども達と同じ感覚に近いです。
何気ない、地平線なんですが登る。という感覚から得られる世界観はこどもにとってはめちゃくちゃ視野が広がることになります。
また、視覚情報でとらえることができるのしっかり現実と想像を組み合わせることができます。
こどもは、真っ白なキャンパスを持っています。
なので、自分で体験していないことには全くイメージを持つことができません。

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なので、環境づくりとして私たちのような設計・デザインなどのクリエイターやこどもに関わる先生達の関わりでその子の個性の伸び方は大きく変わってきます。

今回のようちえんも地球上の土地をいじらず園舎との関係構築をすることで
こどもにとっては、地上園庭の概念が2つ以上考える、体験できるようになっています。


毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/883626/naver-imae-nursery-school-dulim-architects?ad_medium=widget&ad_name=category-kindergarten-article-show


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