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はじめに
当サイトをご覧いただき、ありがとうございます!
こちらは指揮者、音楽プロデューサーとして活動している浅野亮介のnoteです。
【プロフィール】
まずは自己紹介として、演奏会で配布するパンフレットなどで公式に使用しておりますプロフィール文章を記載いたします。
神戸大学国際文化学部を経て同大学院博士課程前期課程修了。大学院では美学理論を学び、シェーンベルクを中心とした20世紀初頭のドイツ音楽を軸に、古典派からロマン派まで広く研究対象とする。2000年に関西で自らのオーケストラ「アンサンブル・フリー」を設立し、国内の優秀なソリストとの共演や100名を超える大規模な楽曲に積極的に取り組んでいる。2013年には、より新しい音楽を開拓するため東京にて「アンサンブル・フリーEAST」を設立。毎回の演奏会で新作の委嘱および初演を行い、多くの音楽家や作曲家の支持を受けている。2019年、アンサンブル・フリー第30回演奏会を機に関西のオーケストラを「アンサンブル・フリーWEST」と改称。2022年に有望な若手プロ奏者および音楽を専門に学ぶ学生から構成される「アンサンブル・フリーJAPAN」を設立し、従来のクラシック音楽から最新の現代音楽まで、国内外に幅広く発信するために意欲的な演奏会を企画している。2011年~2022年まで大阪府立大学交響楽団オーケストラトレーナー、2023年~2024年まで大阪公立大学交響楽団オーケストラトレーナーを務める。
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*参考ホームページ*
アンサンブル・フリーWEST, EAST(アマチュア)
アンサンブル・フリーJAPAN(プロ)
もしご興味を持っていただけましたら、以下にもう少し詳しく私の活動をご紹介いたしますので、是非ご覧ください。
【指揮者として】
古典から近現代まで、幅広くレパートリーとしております。
いくつか実際の演奏をご紹介いたします。
ベートーヴェン:交響曲第5番より第1楽章
R.シュトラウス:祝典前奏曲
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番(ピアノ独奏:黒岩航紀)
また、特に力を入れているのは現代作曲家との共同作業で、2024年までに20作品以上のオーケストラのための新作を委嘱いたしました。
向井 航:ダンシング・クィア (第33回 芥川也寸志サントリー作曲賞受賞作品)
辻田 絢菜:Collectionism VII /“QUN”
木下 正道:問いと炎III ~夜が広がるときに~
自ら設立したオーケストラを指揮する以外にも、客演指揮や学生オーケストラのトレーナーのご依頼がある時には全力で取り組ませていただいております。
【プロデューサーとして】
コロナ禍では現代作曲家の皆さんと協力し、感染を割け、リモートを活用してたくさんの人数で演奏できる作品を制作いたしました。
旭井翔一:Shifting
山本和智:室内合奏曲
また、日本を代表するチェロ奏者である北口大輔氏のリサイタルをプロデュースさせていただいたこともあります。
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最近では目白のライブハウス《マークVI》のプロデューサーも任されております。
こちらはプロの音楽家が音響や楽器にこだわって設計したライブハウスで、クラシックだけでなくジャズやポップスなど幅広く対応できる空間となっております。もしやってみたい企画をお持ちの方がいらっしゃれば是非ご相談ください。
【これからの活動への思い】
私の活動の転機となったのは2019年末から始まったコロナ禍でした。それまで当たり前と思われていたオーケストラ活動は一切できなくなり、プロ、アマチュアを問わず、クラシック音楽業界は瀕死の危機に晒され、自分が長年携わり、たくさんの素晴らしい経験、素晴らしい出会いを与えてくれた世界がこのまま無くなってしまうかもしれないというこの上ない焦燥を感じました。
それまで「自分のできる範囲で、力を尽くして演奏活動を続けていればいい」と素朴に思っていた私に、コロナ禍は強烈な「NO」を突き付けてきました。社会全体に「音楽は不要不急」という厳しい雰囲気が広がったことは本当にショックでした。音楽の大切さを理解し、音楽家を救おうとしてくださった方もたくさんいらっしゃいましたが、もっともっと大きく、広く理解を得る必要があることを痛感いたしました。
「もっとたくさんの人にクラシック音楽や現代音楽の魅力を伝えなければ」
「現状維持は衰退への道」
「若い人たちにバトンを繋いでいきたい」
もちろんクラシック音楽だけが素晴らしいわけではありません。ポップスも、ロックも、ジャズも、人それぞれに大好きな音楽ジャンルはあると思います。ただ、私は何の因果かクラシック音楽に救われ、たくさんの人に恵まれ、何とか今まで生かされてきました。そこで、これからは微力なりともお世話になった世界に貢献していきたいという思いのもとで活動しております。
2022年にはクラウドファンディングによって本当に沢山の方々から私の活動に対して応援をいただき、合計で300万円もの金額をご支援いただきました。また有難いことに、主宰するアマチュアオーケストラへの参加を希望してくださる方も年々増加し、ご共演、ご協力いただける企業やプロの音楽家の方もたくさん現れるようになりました。自分の音楽活動をめぐって動くお金が高額になってまいりましたので、2022年に正式に自分の音楽活動を事業化いたしました。これらの事業で得た収入は、可能な限り若い音楽家とクラシック音楽、現代音楽の発展へと還元したく思っております。
こちらのnoteでは私の活動の具体的な情報を発信していきたいと思っておりますので、もしご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、どのような形でも結構ですので応援いただますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします!