お酒を初めて飲んだ日
覚えていますか?お酒を初めて飲んだ日。
今日は同じ会社で別の職場で親睦会があるらしく、私の職場の新人くんもお呼ばれしていた。
50代のある方から「新人くんは酒飲めるの?」と聞かれて「19歳なのでまだ飲めないです」と答えていた。
50代の方は地方出身で12歳の頃からお酒を勧められていたとそうな。
そんな話を聞いてふと、自分が初めてお酒を飲んだであろう時のことを思い出していた。
思いつくかぎりは小学校4年生の大晦日。私の地元熊本では「赤酒」というみりんのような料理酒があり、大晦日とお正月だけは子どもでも飲める特別なお酒だった。いや、正確には飲んじゃダメなのだが、お祝いの日だから一口だけ飲ませてもらっていた。
その赤酒がなんといっても甘くて美味しいのだ。もう、年末年始はお年玉と同じくらい赤酒が楽しみだったことを覚えている。
職場の50代の方は12歳なんて今じゃ信じられないよな。とガハガハ笑っていたが自分は10歳で飲んでいたのだ。とんだ不良少年だな自分。
初めてお酒に出会った時、人はどんな気持ちになるのか大人になった今ではわからないが、新人くんが初めてお酒を口にするときは同じ酒の席にいたいと思ったのである。
未知のものにであう反応が心底楽しみ。
しかし、初めて食べたり飲んだりするものの感動が歳を重ねるごとに無くなるのは、嬉しいような悲しいような。これが大人になるということなのか。
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