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1年持たなかった作家・ライターに知って欲しかった本業と副業の3つの過ち
おかえり。今日もあなたに会えて嬉しいです。
さて今回は1年持たなかった作家・ライターに知って欲しかった
本業と副業の過ちについてお話ししたいと思います。
突然ですが
あなたは作家やライターをどれくらい続けたいと考えていますか?
1回だけ?1年だけ?それとも10年以上でしょうか?
どうせやるなら「ずっとやっていきたい!」と
考えている人がほとんどではないでしょうか。
私は15年目の作家人生(2024年現在)を迎えていますが
ある工夫のおかげで仕事が途切れることなく
充実した物書き生活を送らせていただいています。
その工夫とはずばり
「本業と副業(作家・ライター)のバランス」です。
せっかく物書きになったのに
本業とのバランスなんて嫌だという人もいるかと思います。
でも私は15年間物書き人生を通じて
「このあとも続く人」と「今回限りで終わる人」の違いは
このバランスの有無に原因あると発見しました。
今回限りで終わる人は全員2つの無理を抱えていました。
あなたには失敗してほしくないので
次から詳しくお話ししていきますね。
■続かない人が抱えてしまった無理①
ネタの情報源から遠のいてしまう
あなたが書く原稿は「あなたが経験してきた体験」が
何かしらベースを元に書かれていると思います。
そのほとんどは本業からきた体験ではないでしょうか?
本業が営業なら、営業系のネタ。
本業が美容関係なら、美容系のネタ。
本業がエンジニアであれば、IT系のネタなどが一般的です。
にもかかわらず本業を辞めてしまったら
新しい情報を長く入手することが困難になります。
事実、ビジネス書の著者は、100人中97人くらいの比率で
本業を持ちながら副業として本を書いている人ばかりです。
新しいネタを仕入れるルートがないと
長く物書きを続けることはできないのです。
■続かない人が抱えてしまった無理②
本業を超えるギャラを安定して稼ぐことが難しい
あなたは作家・ライターの正しいギャラをご存じでしょうか?
売れれば家が建つのは間違いないですが、それはほんの一握りの人だけ。
ほとんどの人は時間と労力で考えると
アルバイトで稼いだ方が効率が良い程度です。
だからこそ正しいギャラを把握してから活動しないと
生活を支えることができなくなります。
※正しいギャラが知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
誰も教えてくれない「作家・ライターのギャラの秘密」を大公開|後田良輔(うしろだりょうすけ)|ビジネス書作家 (note.com)
では次からこれらの無理を引き出す
3つの具体的な過ちをお話ししていきますので参考にしてください。
■作家・ライターが長く続く続かない人の過ち①
いきなり退職する
特に作家デビューしたての人に多いのが退職です。
今の仕事が嫌な人ほど退職をしがちですが、上記でお話しした無理がいきなり2つとも襲い掛かってきます。
直木賞作家の朝井リョウさんも大学時代にデビューしたものの数年間はサラリーマンとの兼業作家をしていました(その体験を活かした働くリアルをネタにした作品も作っています)。
退職は数年先を見越してからする選択なのです。
■作家・ライターが長く続く続かない人の過ち②
収入減を仕事の数でリカバリーしようとする
無理②でお話ししましたように、物書きのギャラは夢はあるけど、思ったほど多くはありません。そこで数をたくさんこなして収入を上げようとする人がいますが、なかなか厳しいのが現実です。
なぜならあなたが書く作品には情報のインプットが必要だからです。
面白い原稿というアウトプットを出し続けるには
それを上回る大量のインプットが必要です。
仕事の数を増やしすぎるとインプットの時間がなくなり
「インプット×アウトプット」のサイクルが崩壊してしまいます。
■作家・ライターが長く続く続かない人の過ち③
作品の質の高さをキープできない
物書きの世界はフリーランスの世界です。
そのため毎回良質なクオリティの高さを出さないと仕事が途絶えます。
天才と言われメジャーリーグで活躍したイチロー選手の打率でも3割台。
つまり7割はアウトでした。
あなたの原稿は何割の確率で面白いものが書けますか?
フリーランス1本で食べていくということは、毎回、面白い原稿を書かなければいけない=ダメな原稿だと次の仕事がこないというプレッシャーと戦うことを意味します。その精神的な圧力は相当なもの。
これに対抗するには本業という安全ベルトを持ち
作品の質の高さをキープする必要があるのです。
■まとめ
作家・ライターの仕事は刺激にあふれ、大変魅力的な仕事です。
だからこそ、あなたには長く続けていただきたい。
あなたの原稿を楽しみにしている読者は世界中にいます。
ぜひ本業と副業のバランスをとって
少しでも長く続けられる工夫を仕掛けてください。
「速度を上げるばかりが、人生ではない」とガンジーも言っています。
あなたの物書き人生を充実させるためにも
長い目で計画を立ててみてください。
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