りょっち

徒然なるままにひぐらしすずりに向かいて心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつく…

りょっち

徒然なるままにひぐらしすずりに向かいて心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。(京都出身)

最近の記事

地域・都市計画の経済学#2

都市の規模や人口密度(場所によって異なる)と、異なる都市で人々が稼ぐ賃金との間に正の相関関係があることを示しています。この場合は西ドイツのデータです。かつての西ドイツです。中国、コロンビア、スペインでも見たのと同じような正の相関が見られます。米国でも見たと思います。私がこの相関関係を見たすべての国において、その原点は正です。 企業側の視点で考えれば、賃金率はコストであり、労働コストは企業側の視点ではコストです。 企業は意図的に大都市に立地していることも分かっています。 つま

    • 地域・都市計画の経済学 #1

      さて、今日は都市と確固たる位置づけについてお話しします。 つまり、都市の集積経済と生産的な利点についての講義です。 まず、なぜ都市が重要なのかについてですが、これは誰もが知っていることです。 このグループの人々にとっては、誰もがすでに知っていることですが、私たちは都市化された世界に暮らしています。この地図で示されているのは、データのある国々における2021年の都市化率を表したデータです。 世界の都市化率、そして世界のほとんどの国の都市化率は50%を超えており、かなり以前から

      • ~随筆とは、生き様のタイムカプセル~

         日本三大随筆をご存知でしょうか。清少納言の『枕草子』、鴨長明の『方丈記』、そして吉田兼好の『徒然草』です。それぞれ平安時代、鎌倉時代初、鎌倉時代末に成立したものであり、(3書とも通して読んだわけではないですが、)各筆者の時代の事物、認知、情感などを芳醇なまでに感じることができます。没入するというのでしょうか、実際、当時の風俗を知るという意味でも随筆は大変に重要な一次資料となっているようです。翻って現代、清少納言や鴨長明に代わる人は随筆家<エッセイスト>と呼ばれています。辻仁

      地域・都市計画の経済学#2