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18歳以降のリハビリの重要性

こんにちは
今日もつらつらと書き連ねます。
タイトルは18歳以降のリハビリの重要性

18歳以降のリハビリについて

基本的に今のリハビリでは早期にいっぱいリハビリしようねーってことで学童期まではリハビリを受けれる機会はかなり多いのが現状です。
というのもおそらく数々の論文において、GMFMは概ね10歳くらいで向上しククなりますよってことが言われてることが起因かと思います。
確かに小さい頃のリハビリで粗大運動を獲得することも我々の使命だと思います。
しかしながら18歳以降の成人の方のリハビリが手薄なのも事実だと思います。

18歳以降に訪れる弊害

18歳を超えるとまず大きい病院ではリハを打ち切られるまたは数が激減することが多いです。
大阪で小児といえばここの病院という病院に勤務していましたが、明らかに成人以降の方は少ないです。
とはいえ、脳性麻痺の人達が短命であるかと言われるとそうでもないじゃないですか?多少寿命が短いかもしれませんが・・・
それでも30歳くらいでなくなるケースは稀だと思いますし、実際60歳オーバーの脳性麻痺の方にもお会いすることが多いです。

そんな方に訪れているのが2次障害です。

脳性麻痺は進行しないということが定義されてますが、いつも頑張って体を動かしてる方々ですので、体の消耗は激しいです。
加えて高校を卒業して多くは作業所に通うことになる。
環境の変化で座ることがどうしても多くなるので、機能的も引き起こします。
腰痛や可動性の低下などを引き起こすことは想像に難くないと思います。

そして機能低下や腰痛に対して親御さんが取れる手段はほとんどないのが現状です。

街の整体に通うか、訪問リハビリを利用するか・・・
整体がいけないわけじゃないですが、マッサージだけでは基本的には脳性麻痺の腰痛や機能低下には太刀打ちできません。
訪問リハビリも高齢者を対象にしたところがほとんどです。
いきなり脳性麻痺児をリハビリしろと言われても到底難しい。

となると、機能低下や腰痛に対してただ見ているしかなくなるのです。

ここにボクは今の小児リハビリを取り巻く難しさがあると思っています。

メッセージ

小さい子どもはリハビリを受けるところもある。でもさらにいいリハビリを求めて親御さんは必死になる。
それは当然だし、小さい子はまだまだリハビリが必要です。

でも18歳以降の子は?
今ボクが働いてるクリニックはその18歳以降の子達の受け皿になれるために頑張っています。
もし興味ある方はご連絡ください。

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