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バランスシート縮小を簡単にいうと

今回行われるFRBのBS縮小とはFRBが量的金融緩和(QE)の際保有した
債券(国債)が満期を迎えると(短期~超長期債券)財務省から
償還金が発生しQE時はそれを再投資していたのですが
BS縮小時は再投資を減らしていく感じです
簡単に言えば力ずくで金利を上げるFRBの政策です
インフレに対して利上げはよく効く漢方薬
BS縮小はめっちゃ効くが副作用の強い抗生物質みたいな感じですね
🙂 


図1

(図1)これは前回のBS縮小時の縮小ペースです
この時は月300億ドル時に約10%,月500億ドル時は約20%
SP500が下落しています(図2)

図2

FRBが償還金で国債を買わないとどうなる?

FRBが国債を買わなければその債権は民間市場で消化しなければ
ならなくなります。
前回の場合利上げ時株式市場は混乱はしましたが米国市場は上昇
BS縮小で金利が許容範囲(臨界点)を超えるとVIXショック(10.2%)
クリスマスショック(19.8%)という暴落がありました。

なぜインフレ対策で利上げ及びBS縮小をするのか?

コロナ対策の量的金融緩和により現状株式市場、不動産市場、原油
今回はインフレ率(CPI指数7%超)の上昇で飽和状態の中、
インフレ対策(QT)での矛先は不動産市場、原油で
利上げ及びBS縮小でこの2つの上昇をまず食い止める
意図があるように見えます。今は地政学リスクもあり
株式市場は巻き込まれ下落すると思われます。
3月のFOMCの焦点はBS縮小が
月何億ドルペースなのか?
年間何億ドル縮小するのか?
いつからはじめるのか?
FOMC前にあるCPIや雇用統計色々な指標に注目ですね😵

*今回の記事は前回のBS縮小をみて
 よく知らない人向けにあくまで私の主観で解説したものです。
 もっと詳しく知りたい方はいろんな人の解説をみてくださいね
😊


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