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情報収集としてのテレビ番組のあり方

「テレビは持っていません」

Z世代やミレニアム世代など若い層はスマホ1つであらゆる情報を知ろうとする。

TwitterやInstagramなど、SNSでいち早く情報収集する彼ら・彼女らにとってテレビは必要ない。

スマホが普及した今、テレビの存在感が少しずつ影になっている。



今回は情報媒体の1つであるテレビに注目していきたい。

若い世代ほどテレビ離れが起きているのが現実。

スマホでほしい情報にリーチできるから、使うかどうかわからない情報を知っても意味がない、そう考えているはず。

しかし、そう考えている人ほど今回の記事は読んでほしい。

流行り廃りが早い今、自分の興味ある情報だけではビジネスで勝ち抜くのは厳しくなっていくから。

スマホを使うと知識が偏ってしまう。
検索はメリットでありデメリットでもある。

他の媒体も使うことで変化の早い時代を生き抜くためのきっかけをつかむことができる。

テレビは時代遅れ、本当にそうなのだろうか…


◆ テレビ、いる?

私はミレニアム世代やZ世代といわれる年代なので、同じ目線の人がテレビをどう考えているかを少し述べていく。

テレビを見る、といわれると真っ先に思いつくのが「ニュース」ではないだろうか?
芸能人のおめでたい話題やアーティストの新曲発表、天気予報や事故・事件など。

しかし、ニュースは悲観的な情報が多く、見ていて不安が増すものばかり話題に取り上げる。

それもそのはず。
人、特に日本人は「損をしたくない」という感情が強いため、自分の損になりそうな情報には敏感だから。

見ていて気持ちが暗くなる、そんなものを見るくらいならYouTubeで面白かったり勉強になる動画を見た方がいい。

情報を知るだけならSNSで十分、速報性も優れていて流行もすぐわかる。

「だからテレビはいらない」

きっとこのように考えている。


◆ テレビとテレビ番組

ただここで1つ疑問。

ではテレビ番組は本当にいらないのか?

以前は「テレビ=テレビ番組」という認識だった。
テレビ以外で番組を見る手段がなかったから。

ではスマホが普及した今はどうだろうか?
アプリでテレビ番組を見ることができる。
ブログで放送内容をまとめていることもある。

つまり、現代ではテレビはあくまでテレビ番組を見るための手段の1つでしかない。
テレビがなくともテレビ番組の情報に辿り着くことは可能ということ。



テレビで見る必要がない今、私はテレビ番組は「いる」と考える。

理由は情報の密度が高いから。

テレビ番組は入念な下調べをした上で放送している。
責任者が明確であり、情報の信ぴょう性を関係者に確認している。

ネットは情報であふれているが、信ぴょう性は疑わしく、責任も疑問が残る。



テレビ番組がいるならテレビで見てもいいのではないか?
こう考える人はいるはず。

はっきりノーと言いたい。

テレビのメリットでありデメリット、それは「自分が興味のない情報も知ることができること」。

本であれば、ある程度の目的をもって読むから、興味・関心が広がるメリットがある。

しかし、テレビではデメリットでもある。
それは自分に全く関係ない情報が多いこと

例えば芸能人の話題。
ハッキリ言うと自分に全く関係ない。
にもかかわらず、テレビで放送されているとついつい見てしまう。
時間を浪費し自分にプラスにならない。

「News  diet」によると、人はニュースを見るだけで年間1カ月もの時間を「浪費」しているそうだ。
ニュースを見るだけで1年が11カ月になる事実。

「テレビ何かやってないかな…」
こう考えることがすでに罠にかかっている。



ではメリットに変えるためにはどうすべきか?

ここでスマホの出番。

スマホの特徴の1つは「検索」。
GoogleやYahoo!などの検索サイトの強みであるが、アプリで検索機能がついていることは珍しくない。
テレビ番組のアプリにも備わっている。

つまり、自分が見たい番組をピンポイントで見ることができる
ニュースを何となくで見る危険から回避できるわけだ。

番組名で検索して、毎週いろんなトピックを取り上げられるから、自分の興味のあるジャンルの知識を広く深く学ぶことができる。


◆ スマホでテレビ番組を見る

スマホでテレビ番組を見る、ここまではわかる。

では何を見るのか?
私は「ドキュメンタリー」「ビジネス番組」をすすめている。



ドキュメンタリーは主に珍しい職種の人の特集を見るようにしている。

2011年にアメリカで入学した小学生が社会人になる頃には、65%の人は今存在してない職業に就くといわれている。

テクノロジーの進歩が著しいから発想も豊かになり理想の実現が可能になってきている。
UberやAirbnbが代表的ではないだろうか。

日本でもこれまでにない職業が少しずつ増えてきている。
転職が当たり前になるといわれる今、自分の可能性を広めたり、友人や知人に紹介できるように日々学んでいる。



ビジネス番組は業績が右肩上がり、V字回復、何年も続く企業が取り上げられる。
これらの企業は時代を正しく読み解いている。
今の人は何を考えているのか、どこから情報を得て行動しているのかを考え抜いている。

例えば、この記事を書いている現在で気づいたことといえば「SDGsバッジ」ではないだろうか。

SDGsの詳細は割愛するが、SDGsバッジを説明すると、企業としてSDGsへ取り組んでいる証のようなものだ。
ビジネス番組に出ている経営者が左胸につけているのをここ最近になって急に見るようになった。

SDGsの認知度が普及し、日々の生活の中でもSDGsを意識して行動してる人が増えたという証拠でもある。

今あげた例では番組の内容ではないが、出演する経営者の話を聞いていくと、時代の変化を表すヒントがちりばめられている。



ただ、ビジネス番組は注意が必要。

それは、番組だけで情報の差別化は難しいということ。
それもそのはず、テレビを見る若い層は減っているが、40代から上の年齢層はまだまだテレビを見ているのだから。

本や雑誌など他の情報媒体とつなげていくと知識を深掘りでき、自分の仕事に活かせるヒントが見つかっていく。


◆ 終わり

「テレビは3時間以上見ている。」

衝撃的だった。
こう発言したのは元日本マイクロソフト社長の成毛眞さんだったから。

世界トップクラスの会社で社長だった人がテレビを見ている事実は驚きを隠せなかった。
ビジネスで結果を出す人ほどテレビから離れている印象が強かったのは、私の固定観念が作り出したものだった、反省している。

私自身、テレビ番組から学ぶことに賛成だったから、成毛眞さんの話は非常に参考になった。
本ですすめていた番組は全てチェックするつもりだ。

今回の記事を書くきっかけの1つだった。

そこにいい情報があるなら、どんな媒体でも学ぶべき。
テレビ番組はもう見ない、テレビは古い、そのような固定観念は早く取っ払った方がいい。

大事なのは成長すること、結果を出すこと。

そこに可能性があるなら、どんなことにも食らいついていきたい。


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