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iPhoneのSiriが盗み聞き⁉️知っておきたい設定と対策

お笑い芸人・かまいたちの山内さんがYouTubeで「iPhoneのSiriが会話を聞いているのでは?」と公言した神回が、話題と笑いを呼んでいることをご存知でしょうか?

この回の『かまいたちチャンネル』は、Appleファンならずとも、iPhoneユーザーなら視聴して驚きと笑わずにはいられない、まさに“神回”といっても過言ではないでしょう‼️

結論から言うと、『iPhoneは人の会話をずっと聞いている』という都市伝説が、本当だった‼️』ということ。

そのことでAppleは2019年に、Siriの音声データ収集に関するプライバシー侵害をめぐる訴訟で、約1億ドル(約150億円)の和解金を支払っています。

この訴訟でAppleは、Siriの音声データを無断で収集・解析し、プライバシーを侵害し、一部の録音データが人間のレビュアーによって分析されていたことを真摯に受け止め、

Appleはその後、Siriのデータ収集方針を見直し、ユーザーが“録音データの提供を選択できるように変更”しました。

これはつまり、iPhone上でSiriの録音データ提供をOFFにする設定があるということを示しています。

とはいえ、iPhoneユーザーで、Siriの録音データ提供をOFFにする設定を知っている人はそう多くはないかと思います。

実際、今回のかまいたちチャンネルのYouTubeを視聴するまで、私も知りませんでした…

なので今回はかまいたちチャンネルで紹介された『Siriの録音データ提供をOFFにする設定』の手順を、それ以外の幾つかの方法も合わせてiPhoneの設定画面を用いて、具体的に解説してみました。

気になる方は最後までご覧いただけると幸いです^_^

はじめに

iPhoneには便利な音声アシスタント「Siri」が搭載されていますが、実はユーザーの会話を学習して精度を向上させています。

しかし、「プライバシーが心配…」「勝手に会話を聞かれたくない!」と思う人も多いでしょう。

そこで今回は、Siriによる音声データの学習を防ぐための設定方法を詳しく解説します。

Siriは会話を聞いて学習しているのか❓

AppleはSiriの精度向上のため、一部の音声データを収集し、匿名化した上で分析を行っています。

これにより、Siriの音声認識や応答の質が向上しますが、プライバシーが気になる人にとっては心配なポイントですよね。

ただし、この音声データの収集は設定で無効にすることが可能です。次の手順で設定を見直しましょう!

Siriの音声学習をOFFにする設定方法

音声データをSiriに収集されないための設定は、(1)Siriを完全にOFFにする、もしくは(2)Siriは ONにしたままで音声データの収集だけ許可しない、というSiriの機能をそれぞれの制限レベルで調整します。

(1)Siriの音声録音・音声起動を完全無効にする設定

Siriの音声録音の機能自体を完全OFFにしてしまう設定手順がこちら。

  1. 設定」アプリを開く。

  2. Siri」をタップ。

  3. Siriの音声入力を履歴」を選択。

  4. Siriと音声入力の履歴を削除」をタップ。

Siriと音声入力の履歴を削除

次にSiriの音声起動を完全OFFにする設定手順がこちら。

  1. 設定」アプリを開く。

  2. Siri」をタップ。

  3. Siriに話しかける」をタップ。

  4. “Hey Siri”」→「オフ」にする。

Hey Siriをオフ

次にSiriの音声入力を必要に応じて制限する設定手順です。

  1. 設定」アプリを開く。

  2. 「スクリーンタイム」 を選択

  3. コンテンツとプライバシー制限」を選択

  4. 許可されたアプリと機能」をタップ。

  5. IntelligenceとSiri」をタップ。

  6. Siriと音声入力」をOFF。

Siriと音声入力をOFF

以上の設定を行うと、Siri自体が機能しないので安心です。

一方で、音声入力はしたいし、Siriによる検索はしたい、という方もいるかと思います。

そんな方は以下の(2)の設定を行うだけでOKです^_^

(2)Appleに音声データ提供しない設定

Appleは理念としてプライバシーを重視しているので、収集した音声データを匿名化し、個人を特定できない形で活用する方針を取ってます。

なので自分の個人情報が漏洩したり、あるいは秘密裏に売買されることはありません。

とはいえ、気になる方は以下の設定さえしておけば、Appleが音声データを収集することはあり得ないため、安心です。

  1. 設定」アプリを開く。

  2. プライバシーとセキュリティ」 を選択。

  3. 解析と改善」を選択。

  4. Siriと音声入力の改善」をOFF。

Siriの音声入力の改善のOFF

これでAppleに会話の音声データを収集されることはなくなります^_^

ちなみにこれまで紹介した(1)と(2)の各設定は連動していないため、それぞれで設定する必要がありますが、

Siriの音声入力を必要としている方は、(2)の設定さえしておけば、Siriに会話を盗み聞かれることなく、安心してiPhoneを使うことができます^_^

まとめ

Siriは便利ですが、プライバシーを守りたい場合は、今回紹介した設定を見直しましょう。

特に、音声データの収集をオフにすることで、Appleに会話が送信される心配がなくなります。

自分に合った設定を選んで、安心してiPhoneを使いましょう!!

ガジェキンブログ


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